勉強すれば結果は出る!?やっぱり面白いコマセダイ

最近は一つテンヤやタイラバの人気に押されてやや影の薄くなった感のあるコマセ釣りのマダイだが、自分にとって一番慣れ親しんだ釣法はやっぱりコマセダイ。

数ある釣り場の中でも、お気に入りの一つが今回訪れた西伊豆だ。

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仕掛けと誘いが合えば釣れる

とび島丸の鈴木健司船長とは20年以上前からお付き合いさせていただいているが、前回がいつだったか忘れちゃったくらい久しぶりの来訪。

 

10月10日、午前6時に伊豆漁協土肥支所の製氷所前に集合して、氷を受け取ってから船着き場へ。



荷物を下ろしてから車を駐車場へ移動させる。

釣り座は予約順で、船長が希望の席を聞いて回る。

この日のお客さんは10人だったので、自分も右トモ2番に釣り座を用意してもらった。

準備が整ったところで7時前に出船、まずは近場の土肥沖から狙っていく。

水深は58mで指示ダナは海面から30m。

ここでは放流サイズの小ダイがチョロチョロッと上がった程度で次なるポイントへ。

指示ダナは海面から40m。

すると、船中ボコボコッとアタリが連発して600~800g級のマダイが4~5枚上がる。

が、後が続かない。

その後も少しずつ南下して、宇久須沖の90mダチ、田子島沖の117mダチと深場中心に狙っていくが、流し始めこそ船中バタバタッと上がるものの、その後はアタリが遠くなるという展開。

船長によると、最初はお腹を空かせたマダイがバクバクッと寄ってくるが、すぐに飽きてしまう様子。

潮の流れの関係もあるのだろう、その後はポツポツの拾い釣りとなる。

自分も撮影がひと段落したところで仕掛けを下ろしてみる。

ちなみにとび島丸は探見丸使いのパイオニアでもあり、この日も全員が探見丸を使用。

持ってないのは自分だけで、これじゃ誘うタイミングとか分かんないじゃん!

幸いにも前項で紹介した五十嵐さんが隣の右トモにいたから同じタイミングでコマセを振り、誘いを入れてみるのだが、こちとらエサすら取られない。

たぶん仕掛けが合ってないのだろう。

それを見かねてか、仲乗りの稲村優斗さんが仕掛けを作ってくれて、エサの付け方や釣り方を親切に教えてくれた。

この稲村さん、とび島丸に乗るようになってまだ4カ月というが、26歳と若くて親切、明るく働き者ととってもいい仲乗り。

とび島丸に乗船することがあったらぜひ頼りにしてもらいたい。

そんなこんなで初日の釣果は0.4~2.1kgが1~7枚の船中33枚。

数的には文句なかったが、やっぱり大型がほしいということで翌日も乗船することに。

この日は8名で出船、前日同様に近場から攻めていく。

昨日の様子から分かったのは、とにかく朝イチひと流し目がチャンス。

仕掛けも稲村さんに教えてもらったのを参考に作り直してチャレンジ。

すると、やっぱりというか、船中ボコボコとアタリがある中で自分にもヒット、500g級を手にする。

仕掛けや誘いが合っていれば、時合には簡単に釣れるのだ。

ちなみにこの日、印象的だったのは久しぶりにとび島丸に乗船したというKさん。

普段は沼津や三保に釣行して竿頭を取る腕前だというが、釣り方が全然違うと悪戦苦闘。

ところ変わればなんとやら、郷に入ってはで、勉強し直さなきゃなりませんと話していた。

2日目は0.4~2.1kgが2~7枚の船中30枚。

前日とあまり釣果は変わらなかったが、個人的には収穫のある一日だった。

西伊豆のコマセダイ、色いろ面白いのでぜひ一度釣行を。

西伊豆は関東有数のコマセダイポイントの一つ。

好時合には同時ヒットも珍しくない。

秋は中小型の数釣りだが、時どき大ダイもヒットするので油断大敵。

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【隔週刊つり情報(2021年11月15日号)※無断複製・転載禁止】