聞いたことある? 若い人は知らない“死語”になった「クルマの関連用語」10選! 懐かしいと感じる人も続出!?

自動車関連用語の中には、現在ではあまり使われなくなった「死語」も数多く存在します。かつてはどのような言葉が使用されていて、そして消えていったのか、代表的なものを10点取り上げて紹介します。

聞いたことある? 若い人は無いかも?

 クルマは長い歴史を持つ道具であり、かつ常に技術進歩しているため、自動車関連用語の中には現在ではあまり使われなくなった、いわゆる「死語」が数多く存在します。
 
 それによる世代間ギャップも生じるため、若い世代と話していて「あれ…通じていない?」という経験を持つ方もいるかもしれません。
 
 今回は、最近あまり使われることがなくなった「クルマの死語」を10点取り上げて紹介します。

■「エンコ」

「エンジン故障」を由来とする用語です。またエンジンの故障以外にも、自動車が何らかのトラブルで動かなくなってしまったときに「エンコした」と言いました。

 今「エンコ」と言っても、若い世代はデジタル関連用語の「エンコード」の略語だと思うかもしれません。

■「トルコン」

 トルクコンバーターを略した言葉です。トルクコンバーターはMT車のクラッチに相当するAT車の装置。

 そのため、ひと昔前はAT車のことを「トルコン車」と呼んでいました。

 販売されるクルマの大半がAT車となり一般化した現在では、クルマの整備や走りを語る人以外にはほとんど使われなくなった言葉です。

■「キンコン」

 1986年以前のクルマに搭載されていた速度警告装置、またその警報音のことを指します。

 当時は一定以上の速度を出すと「キンコンキンコン」という音が鳴ることから「キンコン」と呼ばれていました。

 余談ですが、「頭文字D」で主人公・藤原拓海が駆るAE86からも、このキンコン音が鳴っていましたね。

■「カーステ」

「カーステレオ」の略です。現在も存在する、自動車に搭載される音響装置のことで、音楽を聴くだけでなくラジオを聞くことも可能。

 最近では「カーオーディオ」と呼ぶのが主流となり、「カーステ」と呼ぶことはあまりなくなりました。

■「CDチェンジャー」

 複数枚のCDを挿入できるCD用オーディオデッキのことです。1990年代前半には、ハイグレードのクルマを中心に搭載されていました。

 デッキ内でCDを自動で入れ替えることができるため、1枚ずつ人間の手で入れ替える必要が無いという便利なアイテムで、デッキ内でガチャガチャと切り替えている機械音が印象的でした。

■「チョーク」

 1980年以前の「手動でエンジン始動するクルマ」に搭載されていた装置です。

 始動時にチョークを引くことで、エンジンの燃焼室に送るガソリンの濃度を高め、より燃えやすくします。

 現在のように、ボタンひとつでエンジンを始動できるクルマからは考えらえれない機能ですね。

■「ハイソカー」

 主に1980年代に使われた「国産高級車」を指す言葉です。

 当時の代表的なハイソカーとしてはトヨタ「クラウン」や「ソアラ」、「マークII」、「クレスタ」などが該当し、こうしたモデルの人気の高まりから「ハイソカーブーム」という言葉も使われていました。

■「鉄チン」

 スチールホイールのことです。昭和時代には、スチールホイールを「鉄チン(ホイール)」と呼ぶ人が多くいました。

 現在でも、一定の年齢以上の人はホイールを鉄チンと呼ぶ人が多いのですが、なぜスチールホイールを鉄チンと呼ぶようになったのかは分かっていません。

 ただ、語呂や耳ざわりが良く可愛らしい言葉のため親しまれて広まったのかもしれません。

■「ダブルクラッチ」

 クラッチを2度踏んでシフトチェンジを行うテクニックのことです。

 詳しくは、1回目のクラッチでギアをニュートラルにし、アクセルを踏んでエンジン回転を上げます。

 次にもう一度クラッチを踏んでギヤを入れます。当時の技術によって製造されたクルマでは、これによってスムーズなギアチェンジができたのですが、現在のMT車においてはもう必要のない動作だといいます。

■「ターボタイマー」

 エンジンを切った後に、設定した時間のアイドリングを続けてからエンジンを切ってくれる装置です。

 ターボチャージャーの冷却が必要な昔のターボ車には必須の装置でしたが、クルマにまつわる技術の進化に伴い、最近の市販車では不要な装置になりました。

※ ※ ※

 最近はあまり聞くことがなくなった「クルマの死語」を10点紹介しましたが、一定の年齢以上の人は「懐かしい」と感じるかもしれません。

 一方、若い世代だと「初めて聞いた」という人もいるでしょう。

 もしかすると現在使われている最新の自動車関連用語も、10年20年後には技術進歩や環境の変化によって死語になっているかもしれませんね。