2皿目:前菜のデザートはリピーターを集めるひと皿「トリュフのトリュフ」
季節により、日により内容の変わる料理のなかで定番化するほどに人気を集めるのが「トリュフのトリュフ」。名前のとおり世界三大珍味のひとつトリュフをふんだんに使ったひと皿です。フランス料理にも使われる高級トリュフをホワイトチョコレートのガナッシュに合わせてカカオパウダーでコーティング。
塩味にはフランスの海で採れた塩「ル ゲランデ フルール ド セル」を使っています。チョコレートのやさしい口溶けとともに広がるトリュフの強い香りが強烈な印象を残します。
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3皿目:マカロンを燻製⁉︎ 飽くなき探究心でデザートの可能性にチャレンジ
カウンター席の楽しみは、デザートが作り出されていく過程を目の前で見られることにあります。メニューには3皿目は「ショコラ」と書かれていますが、出てきたのは謎の器具。コレは何かというと室内用燻製機。
桜のチップを燻製した煙が、細い管を通してガラスの容器の中にもくもくとはきだされます。その間、およそ30秒。薫香で満たされた容器の蓋を開けると中から出てきたのはマカロン。
ジャパニーズウイスキーのガナッシュをサンドしたマカロンに煙の香りがすみずみまでまとわりつき、チョコレートの甘み、ウイスキーの芳醇なアロマに薫香が加わり、複雑味の表現を大事にするシェフの真骨頂を表しているようです。