パリのブーランジュリーの味を日本で

パリの通り名のサインを模して「ゴントラン通り」の表示

フランス・ノルマンディ出身の4代目ブーランジェで、パリの3つ星レストランに勤めた経験を持つゴントラン・シェリエ氏が自身の名前を冠して開いたブーランジュリー。パリ、モンマルトルに1号店をオープンするとたちまち人気に。「世界中の家庭に本物のパンやクロワッサンを届けたい」とフランスにとどまらずアジア、北米、中東など、世界各国で店舗を展開、日本国内には3店を構えています。

「ゴントラン シェリエ 青山店」は、表参道駅から徒歩3分ほどの複合施設「ラ・ポルト青山」にあります。ショーケースにはキッチンで随時焼き上げられるパンやケーキ類が80~100種類ほどがずらり。入口横にある窓からキッチンをのぞくことができるので、パンを作るライブ感も楽しめますよ。

「クロワッサン」330円(イートイン)、324円(テイクアウト)

人気No.1は「ゴントラン シェリエ」のスペシャリテでもあるクロワッサン。2019年には雑誌『VOGUE PARIS』で「パリで最もおいしいクロワッサン」のひとつとして選出されるなど、フランスでも認められるおいしさ。日本では特別な配合の小麦にライ麦を練り込み、ノルマンディにあるイズニーサントメール社の発酵バターを使用するなど、オリジナルのレシピながら、しっかりと本国の味を再現。さっくりとした軽い食感と口の中に広がる小麦とバターの香りが特徴です。

「クロワッサン あんこ・抹茶」506円(イートイン)、496.8円(テイクアウト)

各国独自の文化を大切にしている「ゴントラン シェリエ」では日本の素材を取り入れたパンもあります。「クロワッサン あんこ・抹茶」は抹茶が練り込まれたほろ苦い生地の中に北海道産のあんこが入った一品。今では海外でも販売されているそうです。

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フランスにいる気分になれる朝食セット

青山店のコンセプトは「ゴントラン邸」。ゆったりとくつろいでほしいと2階にはカフェがあります。大きな窓からは青山通りを一望できる空間は、ブランドカラーである“ゴントランイエロー”と日本の伝統色で深みのある緑の御召茶色(おめしちゃいろ)が随所にあしらわれています。

「PARIS BREAKFAST」1485円、クロワッサンの代わりにパンオショコラを選ぶこともできる

カフェでは8時30分から11時まで朝食メニューを提供。今回は「PARIS BREAKFAST」をいただきました。フランスのカフェで出される朝食のように、クロワッサン、バゲット、バター、ジャム、コーヒー、フレッシュジュースがセットになっています。

もちもちとしながらも軽い食感のトーストバゲットは、イズニーサントメール社の発酵バターと自家製ジャムをたっぷりとつけるのがおすすめの食べ方。「バターもジャムも全部つけたほうがおいしいんですよ!」とスタッフさんは言います。大きめのカップにたっぷりと入ったカフェオレもゴントラン邸でゆったりとくつろいでほしいという気持ちの表れなのだそう。