パリの空気を感じる「ゴントラン邸」がコンセプト
表参道駅から徒歩3分。「ゴントランシェリエ」は、飲食店やショップが入った複合施設「ラ・ポルト青山」内にあります。1階がベーカリー、2階にはカフェを併設し、洗練されたたたずまいです。
「ゴントランシェリエ」は、パリの3つ星レストランに勤めた経験を持つ、フランス・ノルマンディ出身の4代目ブーランジェであるゴントラン・シェリエ氏が自身で開いたお店。
パリ、モンマルトルに1号店をオープンして以来人気を博し、現在世界で約60店舗を展開しています。
店先にはフランスの家具メーカーのイスとテーブルが並んだテラス席が。
朝は7時半からオープンしているので、朝食を楽しんでも♪
常時たくさんのパンやケーキが並ぶショーケース。種類も豊富で、見ているだけでワクワク!夕方まで店内でパンを焼き上げているので、1日中おいしそうな香りが漂います。
2階 カフェスペース
東京青山店のコンセプトは「ゴントラン邸」。シェリエ氏の邸宅をイメージし、彼の世界観と日本の伝統文化を融合させるというテーマです。
テーマカラーとして、印象的な“ゴントランイエロー”と、徳川11代将軍が愛用した高級ちりめんを由来とした日本の伝統色「御召茶色(おめしちゃいろ)」という深みのあるブルーグリーンが使われています。
階段の踊り場にも、ゴントラン邸を思わせる装飾やインテリアが。邸宅に招かれたような気分を味わえます。
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一度は食べたい!1日1000個売れたクロワッサン
「クロワッサン」290円
「ゴントランシェリエ」でダントツ一番人気なのが、クロワッサン。日本再上陸のためにリニューアルしたレシピで作られています。
特別な配合の小麦にライ麦を練り込み、ノルマンディー「イズニーサントメール社」の発酵バターを使用しています。
まずはサクッとした軽快な食感に感動!と同時に、口の中に小麦とバターの豊かな風味が広がります。生地が何層にも折り重なった美しいクロワッサンは、もはや芸術の域。
焼きたてのパンを運ぶ、店長のダミエンさん
パンは1階で焼き上げられ、ショーケースへと運ばれます。フランス人シェフが数名所属しており、時折店内に楽しそうな様子のフランス語の会話が飛び交っていました。
店長のダミエンさん、シェフのアントワンヌさんによると、おいしいクロワッサンはサクサクさが重要だそう。「クロワッサンを作ること自体は簡単。でも、綺麗なクロワッサンを作るのはとっても大変」
熟練した職人の技があってのおいしさ、美しさなのですね!
日本はヨーロッパと比べて湿度が高いので、サクサクが命のクロワッサンをおいしく仕上げるのにも努力が必要なようです。
左から「トラディション・エピ」390円、「ショソンオフレーズポム」440円
クロワッサンのほかにも人気のメニューはたくさん。
お食事パンで人気なのが、ベーコンと粒マスタードの相性がばっちりの「トラディション・エピ」。スパイスがいいアクセントになっています。
中にいちごとりんごのフィリングが入った「ショソンオフレーズポム」は、やさしい甘さでどこか懐かしさを感じる味です。
左から「スパイラル ビスタチオ」400円、「クロワッサン あんこ・抹茶」450円
SNSでも話題になっているのが「スパイラル ピスタチオ」。クロワッサン生地とあざやかなグリーンの生地を合わせた渦が美しく、中にはピスタチオクリームがたっぷり!外側はチョコレートでコーティングされています。
「クロワッサン あんこ・抹茶」は、日本の食材を取り入れたひと品。生地の中にも抹茶が練り込まれ、抹茶の苦味もしっかりと感じられます。クロワッサンの中にはほどよい甘さの北海道産あんこが。
どのパンも満足感たっぷり。しっかりとした「大きさ」も、本場フランスらしさを演出するためのこだわりのひとつなのだそう。