カメラの基本の設定

まずは、カメラの基本設定はOM-1をベースに解説します。

オリジナル水中ワイドモードの設定

OM-1には水中専用の撮影モードが搭載されていないので、P(プログラムオート)モードを利用してオリジナルの水中ワイドモードに仕上げていきます。OKボタンを押すとスーパーコンパネが表示されます。そこを見れば、一目でカメラの設定状況が分かるようになります。

OM-1 スーパーコンパネ表示画面

下記のように設定します。

撮影モード

P(プログラムオート)モード

オートフォーカスモード

C-AF

ISO

AUTO

フォーカスエリア

C1

ホワイトバランス

水中WB

仕上がり

水中

フラッシュ

ON

測光エリア

中央部重点

アスペクト

4:3

ドライブ

シングル

静止画画質モード

LSF+RAW

動画画質モード

4K60P

フラッシュ設定

OKボタンを押してスーパーコンパネを表示させた状態でINFOボタンを押すと、フラッシュ設定画面が表示されます。もう一度INFOボタンを押すと、通常のスーパーコンパネに戻ります。

OM-1 スーパーコンパネ表示/フラッシュ設定画面

フラッシュ設定

フラッシュA

TTL

フラッシュB

OFF

フラッシュC

OFF

フラッシュ

ON(マーク)

フラッシュ補正

ここを操作して補正値を変更可能

RC信号強度

Low

Channel

Ch1

フラッシュ発光モード(通常発光or FP発光)

通常発光

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主要カメラ詳細設定

メニューボタンから、水中撮影で最低限設定が必要な項目をピックアップしていきます。

フラッシュRCモード

今回の撮影では、ストロボはAOI社Q1RCを使うので、フラッシュRC(リモートコントロール)はONにセット。

ピクチャーモードとホワイトバランス

OM-1には水中専用のピクチャーモードとホワイトバランスがあるので、それを使います。青被りを防いで発色の良い画像が手に入りますが、好みもあるのでその辺りは自由に選択していきましょう。もちろんRAWデータをJPEG画像と一緒に記録するモードで撮影をしていただき、撮影後にRAW現像を楽しんでも良いでしょう。

AFモード

動きのある被写体を撮影していくので、シャッターボタンを半押ししている間、ピント合わせを繰り返してくれるC-AFを選択。被写体認識は入れなくてもOK。

AFターゲットモード

ワイド撮影ですが、AFエリアは画面の全点ではなく、カスタムで全点より一回り小さいエリアを設定。

全点を使わない理由は、水面や水底にあるコントラストの高いところにAFターゲットを持っていかれないようにするためで、その部分を省いたエリアを作るのがコツ。要するに画面の端ギリギリには、主要な被写体がないということです。

設定の仕方は下記の通りです。

カスタム1にチェックを入れてセットする

ダイヤルの設定

ダイヤルに露出補正とフラッシュ補正を割り振ります。