マキエで自分だけのポイントが作れる!?
だからウキ釣りがオススメ!

ウキ釣りをオススメしたい理由の一つとして、こんな身近な場所で? というような釣り場でも、思いもよらない大型のクロダイに巡り合う可能性が高いことが挙げられます。
「なぜそんなに身近な場所に?」と思われるかもしれませんが、クロダイは環境の変化に適応する能力が高く、また人によって作られた岸壁やテトラポッドに付着する生物を好んで食べます。また低塩分海域を好むため、海だけでなく河川の汽水域(河口付近など)にまで生息することもよく知られています。
ということは竿を出している場所、あるいは竿を出したい(出しやすい)場所にマキエを撒けば、自分だけのポイントを作ることが可能になるというワケです。

しかしながら、岸壁や堤防であればどこで竿を出してもよいというわけではありませんし、クロダイを寄せるのに好適な場所とそうでない場所もあるので、見極めが必要です。


ポイントさえうまく見極めることができれば、身近な場所でも良型が釣れる!?

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ウキ釣りにあまり向かない場所…

クロダイをマキエによって自分のポイントに集めるウキ釣りは、投入したマキエが拡散して効果が出るまである程度時間を要します。そのため以下のような場所はあまり向いていないようです…。


マキエの効果が現れるまでは少し時間が…辛抱が大切です。しっかりとマキエが拡散すれば魚は集まってくれます

 



堤防の先端は、ほかの釣りを楽しむ方にとっても人気の場所になっていることが多いと思います。
ウキ釣りをしている横でカゴ釣りやブッコミ釣りの仕掛、あるいはルアーをキャストされてしまうとオマツリの原因になりますし、なんとなく集中力が下がってしまうことでしょう。
また、堤防の先端は根本付近と比べて潮がよく通るので、投入したマキエは思わぬ方向に拡散しやすいといえます。



それから漁港の場合、魚を仕分けするような場所では、水揚げされた海産物を選別したり容器を洗うときに少なからずそのニオイが流れ出るため、多くの魚たちが集まっていることがあります。もちろんこうした場所は漁船の往来の妨げになるだけでなく、水揚げされた海産物を運搬するフォークリフトや車両が行きかうため釣りはできませんが、少し離れた邪魔にならない場所があればポイントになる可能性は高いと考えています。
ただ、小場所になるほどクロダイがいるときといないときのムラが大きいようです。



船が係留されている場所は、係留しているロープや海底に敷設されている係留用のブロック、そしてそれらを繋いでいるロープなどが障害になるばかりか、うっかりロープに仕掛を絡ませてしまうと、漁業者の方が釣りバリで怪我をするなど思わぬトラブルを招くことになります。
仮に釣りができたとしても、せっかくマキエが効いてきたころになって出ていた船が戻ってくれば場所を移動しなければなりません。ウキ釣りには向かない場所といえます。