走行距離改ざんの有無を確認する方法

チェックリストとペン
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中古車を選ぶうえで走行距離は一つの大きな目安となりますが、走行距離以外で劣化状態を判断できる材料もあります。

例えば一番劣化状態が現れる、ボディの色あせやヘッドライトの黄ばみなどを見てみましょう。

何十万キロも走っている車であれば、かなり劣化しているはずですしペダルやハンドル、運転席のシートなど車を運転するうえでよく触る場所は、スレなどの使用感があるはずです。

もっと詳しく見たいのであれば、エンジン音や走行時の異音、タイヤのガタつきなどを確認することで走行距離を改ざんしている車を避けることができます。

しかし中古車の場合車検が切れていたりするため、公道を走れないということがよくあります。

また自分自身で確認するのは限度があり、車に詳しくなければ少し難易度が高いといえるでしょう。

一番いいのは信頼できる中古車販売店を見つけることであり、少しでも不信感があるならば購入を控えるという選択肢を意識しておくことではないでしょうか。

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事故歴に該当する事故と該当しない事故がある?

車の事故
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中古車を選ぶ際、事故歴を確認するという方もいるかと思います。

車の紹介欄にも事故歴の有無が記載されていますが、事故のなかには、事故歴に該当しないものがあることをご存じでしょうか。

例えば不注意で電柱にぶつかり助手席のドアを大きくヘコませてしまった場合、事故ではあるのですが車の事故歴には該当しません。

また追突事故でフロントバンパーやラジエーターを交換したとしても、事故歴に該当しないのです。

ではどのような事故が事故歴に該当するのでしょうか。

車の事故歴の有無は、シャーシと呼ばれる「枠組み」や「骨組み」の部分を修理した場合のみ事故歴に該当するのです。

つまりボディがボコボコになり全面を板金修理したとしても、事故歴に該当されないので本当の事故を確認することは不可能だといえます。

しかし事故歴を確認できないからといって、全く確認せずに購入するのは抵抗があると思いますし、なにより故障しやすい車を選んでしまう可能性が高くなってしまうことでしょう。

そこで事故車を見分けるポイントをいくつかご紹介していきます。