「オンニ」の活用

「仲良しのオンニと旅行に行く予定を立ててるんだ~」

「◯◯オンニ! 会いたかったよ~!」

「オンニって呼びたくなっちゃうK-POPアイドルっているよね」

「ファン思いの優しいオンニのことが大好きです」

「オンニとマンネ(=末っ子・막내)の立場が逆転しちゃったね」

「久しぶりにオンニたちが一緒にいるところ見られて嬉しかった」

▼「オンニ」は相手と仲良くなってから

「オンニ」は初対面の相手に使うには馴れ馴れしすぎる表現とされる。相手との距離が縮まってから使用するのが一般的。一方でアイドルや女優など、芸能人相手であればあまり気にせず使用されている。

▼極端に年の差があると「オンニ」ではない?

たとえ年上女性であっても、年齢差が開きすぎている場合「オンニ」は適切ではないとされる。具体的な年齢差は個人の感覚によって異なるが、「オンニ」が使用できるのは大体10歳差くらいまでという意見も多い。

オンニ以外の呼び方であれば「シ(=さん・씨)」「ニム(=様・님)」などが使用される。

他に年上女性への呼称として「おばさん」という意味の「アジュンマ(=아줌마)」「イモ(=이모)」などもある。「アジュンマ(=아줌마)」はやや投げやりな言い方で、相手によっては気分を害することも。そのため旅行先のお店などで年上女性に呼びかける場合は「イモ(=이모)」が無難とされる。

▼ビジネスシーンで「オンニ」はNG?

「オンニ」はやや砕けた表現であるため、公的な場での呼称には向いていない。

韓国のビジネスシーンでは「肩書+ニム(=様・님)」や「ソンベ(=先輩・선배)」を使用するのが一般的である。

▼「強いお姉さん」というフレーズ

近年の韓国では、外見も中身も「強い」女性が人気を博している。

彼女らは「センオンニ(=센언니)」と呼ばれており、これは「強いお姉さん」という意味がある。美容業界における格好いい系のメイク、韓国ドラマに登場する屈強なメンタルのヒロインなどの美しさを表すのが「センオンニ」である。