「キン肉バスター」をかけられているウォーズマン。「S.H.フィギュアーツ キン肉マン ウォーズマン 約145mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア」(BANDAI SPIRITS)

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キン肉バスター破れたり!

 マンガ『キン肉マン』で披露される必殺技は超人たちの代名詞であり、子供時代に真似をしたことがある方も多いでしょう。実際のプロレスで披露された技もあり、『キン肉マン』の影響の大きさに驚かされます。なかでも主人公・キン肉マンの必殺技「キン肉バスター」は、超人オリンピック ザ・ビッグファイトでのウォーズマン戦で披露されて以来、彼の代名詞的技として扱われています。

 そんな代表的な必殺技のキン肉バスターも、物語が進むにつれて破られてしまうことがありました。今回は、キン肉バスターが破られてしまった衝撃の3場面を振り返ります。

 最初にキン肉バスターを破ったのは、「7人の悪魔超人編」に登場する敵キャラクターのバッファローマンでした。皮肉にもキン肉バスターを初披露した相手である、ウォーズマンを倒したバッファローマンが相手というところに因縁を感じます。バッファローマンは、同じ7人の悪魔超人であるアトランティスがキン肉マンに敗れた姿を見て、キン肉バスターを破るヒントを得ました。

 その攻略法は、数字の6をひっくり返すと9になるように、キン肉バスターをひっくり返して、逆にキン肉バスターを放つというものです。この場面は落下地点がリングのロープ上だったため、キン肉マンのダメージは少なく済みましたが、かなり危険な状況でした。この一戦でキン肉マンは、回転して両手で上昇気流を起こして天井に「着地」する「新キン肉バスター」を生み出します。

「黄金のマスク編」から登場する悪魔騎士のひとりであるプラネットマンが、キン肉バスターを破った場面も衝撃的でした。キン肉マンと対戦したプラネットマンは、キン肉マンの攻撃を封じるために、吸い取ったテリーマンたちの魂を自らの肉体に移し、盾にします。

 キン肉マンはそれでも、関節への攻撃であれば問題ないとキン肉バスターを放とうとしました。しかし、次の瞬間、プラネットマンの宇宙地獄により、相手を叩きつけるために必要不可欠なリングを消されてしまいます。それでもキン肉マンは、逆さまになって「新キン肉バスター」を放とうとしますが、叩きつける屋根をも消されてしまい、万策尽きました。

 最終的に人質にされていた超人のひとり・ウォーズマンの犠牲によってキン肉マンが勝利するも、叩きつける場所を消してしまえば技が成立しないという盲点をついたプラネットマンの戦方は恐るべしです。他の超人にはできそうもない方法なので、完全に破られたとは言い難いかもしれません。

 その後、キン肉バスターが完全に破られる衝撃場面は、プラネットマンと同じ悪魔騎士のひとりであるアシュラマンによってもたらされます。6本の腕を武器に戦うアシュラマンは、テリーマン戦にてキン肉バスターと似た「アシュラバスター」を披露するのです。

 そして、その後アシュラマンと「ウェザー・デスマッチ」で対戦したキン肉マンは、アシュラバスターよりもキン肉バスターの方が優れていると言い、キン肉バスターを仕掛けました。しかしアシュラマンは、6本の腕を巧みに操りリングや天井への激突を回避し、キン肉バスターも新キン肉バスターも破ったのです。完全にキン肉バスターを破られたと自信喪失するキン肉マンに、アシュラマンはアシュラバスターを喰らわせダウンを奪います。

 それでも不屈の闘志を持つキン肉マンは、キン肉バスターを破られた後、最終的に変形型のパイルドライバーでアシュラマンを撃破しました。その後、仲間の協力を得た特訓で、対悪魔将軍用の新必殺技「キン肉ドライバー」を生み出します。アシュラマンとの一戦以降、キン肉バスターは決め技として使用される頻度は減るものの、「マッスルドッキング」などにアレンジされ、引き続き、日の目を見ています。

 必殺技が破られて、新しい技が生まれるのは「マンガあるある」ですが、アレンジされながらもキン肉バスターがこれだけ登場しているのは、人気の高い必殺技の証なのかもしれません。