「オッパ」の活用

「オッパ、誕生日おめでとう!」

「推しがオッパ呼びされて照れてるの可愛い」

「オッパが格好良すぎて動悸が収まらない」

「(推しの名前)オッパの顔が良すぎる」

「留学していたころにお世話になったオッパと、久しぶりに再会できました」

「自分のことオッパ呼びする◯◯くんにときめいた」

「オッパみが強すぎて驚いちゃった」

▼「オッパ」と呼ばれたい韓国人男性は多い?

「オッパ」という呼称には、女性が年上男性を「頼もしく思っている」「甘えている」といったニュアンスを持つ。そのため韓国人男性は「オッパ」と呼ばれて喜ぶことが多いそう。韓国ドラマやwebtoonなどでは「恋人にオッパと呼ばれて照れる」「好きな女性が他の男性をオッパと呼んだことに嫉妬する」といった表現がされることも。

▼K-POPの歌詞にも登場

親しい距離感を表す呼称のため、「オッパ」はK-POPの歌詞にもたびたび登場する。女性目線の歌詞で男性に呼びかけたり、男性目線の歌詞で「オッパと呼んで」と求めたりなど、特に恋愛ものでの使用が目立つ。

▼「オッパ」が相応しくない場面もある

「オッパ」はやや砕けた表現のため、使用が相応しくないシーンも多々ある。

たとえ年上男性であっても、極端に年齢差がある場合は「オッパ」という表現は適切ではない。その場合は「シ(=さん・씨)」「ニム(=様・님)」などを使用しよう。

また公的な場においても「オッパ」は相応しくない。ビジネスシーンにおいて、韓国では「肩書+ニム(=様・님)」や「ソンベ(=先輩・선배)」を使用するのが一般的である。

さらに初対面の相手に使うのも、馴れ馴れしい印象を持たれ失礼に当たることがある。

▼方言バージョンも存在する

日本と同じように、韓国にも方言が存在する。

釜山・大邸などの方言では、「オッパ」は「オッパヤ(=오빠야)」となる。楽曲のタイトルに用いられたり、K-POPアイドルがキラーフレーズとして披露したりするなど、愛嬌のある表現として全国的に人気である。

▼男性が自分を「オッパ」と呼ぶ場合も

兄が妹に語りかけたり、男性が親しい後輩に話しかけたりする場合に、一人称を「オッパ」にすることがある。