エネルを立体化した「Portrait.Of.Pirates ワンピース “NEO-MAXIMUM” “スカイピア唯一神” 神・エネル」(BANDAI SPIRITS)

【画像】「最強」が多すぎる? No.1といわれる「悪魔の実」の能力者たち(3枚)

雷はカイドウにも負けない?

『ONE PIECE(ワンピース)』の「ワノ国編」では、ボスとして立ちはだかったカイドウの圧倒的な強さに、ルフィら麦わらの一味や侍たちは非常に苦戦を強いられました。そんななか、ネット上で「エネルならカイドウにも勝てそうじゃない?」という声があがっていました。本当にカイドウよりエネルの方が強いのでしょうか。

 当時四皇だったカイドウは百獣海賊団の総督で、「この世における最強生物」とも称される、まさに「無敵」という言葉がふさわしい豪傑です。口から炎を吹き出す「熱息(ボロブレス)」で遠く離れたおでん城跡を吹き飛ばしたり、金棒をひと振りしただけでルフィを戦闘不能に陥らせたり、と人間離れした攻撃力を持っていました。

 突出した攻撃力だけでなく、ルフィの「ギア4」の猛攻に耐える様子や、はるか上空の空島から投身自殺を試みるも失敗に終わっています。このことから、カイドウの防御力も、作中屈指といえるでしょう。

 一方のエネルは、作中でも「無敵」とうたたわれる能力のひとつに挙げられる「ゴロゴロの実」の能力者で、雷の攻撃範囲はスカイピア全域という、とてつもない広さを誇ります。また、見聞色の覇気の別名「心綱(マントラ)」の達人でもあり、戦闘中にはルフィの攻撃を無駄な動きひとつなく回避していました。

 このスペックの高さから、「エネルの能力はチートすぎる」「ルフィとの相性が悪かっただけ」「『ゴムゴムの実』の能力さえなければ最強だった」といった評価が見られます。

 実は、現実世界では落雷が直撃した人の死亡率は70%から80%といわれているものの、『ONE PIECE』の人類は身体が頑丈なのか、運がいいのか、サンジやウソップ、ゾロ、ロビンなどエネルの雷を受けても生存しているキャラが多く見られました。

 ほかにも、作中ではナミの「魔法の天候棒(クリマ・タクト)」による雷攻撃を食らっても立ちあがるキャラも見られています。ナミの雷攻撃の威力はエネルの攻撃力には劣りそうなものの、ネット上では「雷に打たれても死なない人間ばかりだから、カイドウに効くとは思えない」との否定的な声も挙がっていました。

 また新世界は覇気を自在に使いこなす猛者であふれています。武装色の覇気は自然系の能力者にも攻撃を与えられ、能力者の攻撃を弾くこともできるものと明かされました。この力を駆使すれば、「ゴロゴロの実」の能力者にも攻撃が通用することでしょう。

 ネット上でも「武装色の使い手が相手だと厳しいと思う」「覇気で『ゴロゴロの実』の威力が軽減されそう」との意見があがっていました。43巻の質問コーナー「SBS」で尾田栄一郎先生は「青海にはもっとケタ違いに強い奴らがいます。エネルでは天下は取れません」と語っており、「ケタ違いに強い奴ら」にはカイドウも含まれている可能性が高そうです。今後のエピソードでカイドウとエネルの夢の共演が叶う日は来るのでしょうか。