「フィギュアーツZERO シャンクス(頂上決戦Ver.)」(BANDAI SPIRITS)

【画像】え…っ? 「性転換」した姿を想像したら似てる? これが「シャンクスの妹」かもしれないキャラです

シャンクスの親は相当な極悪人の可能性が?

『ONE PIECE』の重要キャラである四皇・シャンクスは、天竜人である「フィガーランド家」の血を引いている可能性が高いことが話題になりました。さらに最近では、「シャンクスに妹がいるのではないか」という説も浮上しています。

※この記事では『ONE PIECE』最終章の内容に触れています。

 シャンクスの妹と目されているのが、ルフィと同じく「最悪の世代」のひとりであるジュエリー・ボニーです。ボニーは、元七武海のバーソロミュー・くまを父親だと語っていましたが、1098話で血のつながっていない親子だということが判明しました。

 ボニーの母親は、ルフィの父であるモンキー・D・ドラゴン率いる革命軍の東軍隊長であった「ジニー」です。彼女はゴッドバレーでおこなわれた、天竜人による「先住民一掃大会(人間狩り)」からくまとともに逃げ出し、ソルベ王国でくまと共同生活を送ります。

「逆プロポーズ」をする程くまに好意を抱いていたジニーでしたが、天竜人に目を付けられ誘拐されます。2年後、難病を患った彼女は天竜人に捨てられ、赤ちゃんを連れて帰還しました。その赤ちゃんがボニーだったのです。

 おそらくボニーの実の父は天竜人の誰かということになりますが、作中ではまだ正体が明かされていません。これまでに登場した天竜人でそういった非道な行為をしそうな人物では、チャルロス聖の父親である「ロズワード聖」も考えられます。息子にその性質が受け継がれている通り、平民を見下し奴隷をコレクションすることを趣味とするなど非情な性格であり、ジニーを物のように扱っていた可能性もありえます。

 また「フィガーランド・ガーリング聖」が、ボニーの父親であるという説も浮上しています。ガーリング聖は、「神の騎士団」の最高司令官を努めている天竜人です。天竜人でありながら高い戦闘力を持つ彼の強さの裏側には、人を人だと思わない残酷さもあり、「先住民一掃大会」では人々を躊躇なく手にかけ、強さを見せつけていました。彼は人間狩りを始める際に「見ていろ子供達」と発言しており、当時すでに複数人の子供がいることがうかがえます。

 その子供のひとりがシャンクスであることは、映画『ONE PIECE FILM RED』での描写でほぼ確定と言われています。同作では、シャンクスの娘(実際は血縁なし)とされているウタに対して、五老星のひとりが「あの娘がフィガーランド家の血筋でもか?」と発言しました。さらに、原作でも若い頃のガーリング聖はシャンクスそっくりに描かれています。もしもボニーとシャンクスの父親がガーリング聖なのであれば、2人は異母兄弟だということになります。

 さらにこの説の裏付けとなるのが、単行本72巻に収録された「SBS」のイラストです。「最悪の世代がもし性転換したら」というイラストのなかで、男性になったボニーがシャンクスにそっくりだと、その当時も話題になりました。キャラクターの顔の書き分けのバリエーションが豊富なことでも知られる『ONE PIECE』において、これは偶然とは言いづらいかもしれません。

 もちろん現段階では憶測の話であり、ふたりの父親がガーリング聖であると作中で明言されたわけではありません。しかし、まだ分からないボニーの父が重要人物である可能性は高いでしょう。異母兄妹かもしれないボニーとシャンクスが直接関わる展開なども出てくると、さらに盛り上がりそうです。