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太陽の神「ニカ」だけじゃない?空島編で語られた神々とは

 マンガ『ONE PIECE』1044話では、ルフィの食べた「ゴムゴムの実」の別名が「ヒトヒトの実幻獣種 モデル『ニカ』」であることが判明し、大きな話題になりました。さらにニカは解放の戦士であり「太陽の神」だということが判明したことにより、ファンのあいだでは今後ニカを含む「4人の神」が登場するのではないかと話題になっています。この記事では、ファンから神の能力を持つと噂されているキャラクターをみていきましょう。

「4人の神」の説のきっかけとなったのは、空島編で描かれたあるワンシーンです。287話でシャンディアの民が生贄の儀式を執り行う際に「太陽の神……雨の神……森の神……大地の神よ……」という言葉が発せられていることから、『ONE PIECE』の世界では4人の神を信仰する文化があるのではないか、と考察されています。「太陽の神=ニカ」が「悪魔の実の能力」として存在しているのであれば、ほかの神々の能力も存在しているのではないか、とささやかれるようになったのです。

「雨の神」ではないかと言われているのは、一時はルフィたち麦わらの一味とともに旅をしたアラバスタ王国の王女ネフェルタリ・ビビです。当時アラバスタ王国は「ダンスパウダー」という人工的に雨を降らせる粉を使ったクロコダイルの策略により、国民と国王が対立するという状態に陥っていました。クロコダイルはこの対立に乗じて、アラバスタの乗っ取りをたくらんでいたのです。

 これを止めるために209話では、ビビがクロコダイル率いるバロックワークスとの戦いのなかで、狂乱する国民たちに「戦いを!!やめてください!!」と訴え続けます。すると、続く210話では次第に雨が降り始め、ビビの声が国民に届いたという場面が描かれました。このことからファンのあいだでは「実はビビのなかには、ビビ自身も気付いていない「雨の神」の能力が眠っているのでは?」と話題になっています。

 また「大地の神」説がささやかれているのは、百獣海賊団の大看板のひとり「火災のキング」ことアルベルです。褐色の肌に白い髪を持つアルベルは、その特殊さゆえに、幼少期には政府の科学施設に捕まり、過酷な耐久実験を強いられていたという過去を持ちます。なぜならば彼はルナーリア族という、世にも稀少な種族だったからです。

 1023話では、ルナーリア族はかつて「赤い土の大陸」の上に存在したという「神の国」で暮らしていたと明らかにされています。ルナーリア族に関する情報は限られているものの、わざわざ「赤い土の大陸」の上に「神の国」を作っていたルナーリア族の出身であることから「ルナーリア族には『大地の神』の能力があるのではないか」という説が生まれたようです。



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「森の神」の有力候補に挙がっていたのは?

 そして「森の神」の能力を持つキャラクターについては、多くのファンがリュウグウ王国の王女・しらほしの名前を思い浮かべています。しらほしと「森」には深いかかわりがあり、しらほしは海賊バンダー・デッケン九世に命を狙われたことがきっかけで、塔のなかに閉じこもる生活を続けていました。外に出られなかったので、母であるオトヒメの墓参りにも行けなかったのです。

 619話では、しらほしがルフィの手を借りて、オトヒメの墓がある「海の森」と呼ばれる場所へたどり着く場面が描かれました。また、653話では、しらほしがリュウグウ王国を旅立つルフィに向けて「今度はもっと遠くへ……?海の上の本物の……『森』という場所へ!」と、やはり「森」になぞらえた意味深なセリフを口にしています。しらほしの正体は、海王類を従えることのできる「古代兵器ポセイドン」であり、もしも神の能力を持っていたとしても不思議ではありません。

「空島編」では、ニカの伏線だった「解放のドラム」と呼ばれる「ドンドットット ドンドットット」という独特なリズムが宴の場面で登場していたこともあり、「神」に関する伏線は意外なところに隠されているかもしれません。ニカのほか、3人の神についてもいずれ本編で言及されることがあるのではないでしょうか。