老眼鏡を探しているときの出来事を描いたマンガのカット(月野まるさん提供)

【マンガ】「老眼鏡どこ?」よくあるボケ話だけど、まさか息子まで? ハンドクリームと間違えた話も…… 本編を読む

「母だけならまだしも」長男のツッコミも笑える

 老眼鏡を探しているときの出来事を描いたマンガが、Instagramで9700以上の「いいね」を集め話題となっています。加齢とともに、間違いや物忘れが徐々に多くなってきた女性。お気に入りの老眼鏡が見つからず、息子たちに聞くと……という内容で、「めちゃくちゃ分かる」「私を見ているよう……」「マンガみたい」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、漫画家・イラストレーターの月野まるさんです。Instagramやブログ「ナイフみたいにとがってら」で日常の出来事をマンガにして発表しています。これまでに『ナイフみたいにとがってら』(KADOKAWA)などの作品を手掛けました。月野まるさんにお話を聞きました。

ーーマンガを描き始めたのは、いつごろからでしょうか?

 本格的に描き始めたのは子育てがひと段落した頃です。子供の行動が面白く感じ、記録としてエッセイマンガを描くようになりました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 最近、加齢と共に物忘れがひどくなってきたのですが、今回の二重に老眼鏡をかけてしまうという事件を起こし、あまりにひどくて自分でも笑ってしまいました(笑いごとじゃないと言われそうですが)。でも、これはネタになるなと思って描きました。

ーーいつごろからこのようなことが増えてきたのでしょうか?

 40代の頃から多くなりました。老眼鏡を無意識にどこかに置いてしまい、「あれ? どこに置いたっけ??」と探すこともしばしば……。最近では探すのが面倒で、家のあちこちに老眼鏡を置いています。

ーーすでにメガネをしていたことに気付いたときは、どんな気持ちでしたか?

 初めてやってしまったときはショックでした。メガネをかけて見えているはずなのに、見えていないと思って探しているわけですから……。最近では「またやってしまった!」と思うぐらいで、慣れました……。

ーーよくやってしまう間違いや、忘れがちなことは何ですか?

 美容院の予約や人との待ち合わせ時間を勘違いし、間違えることがよくあります。他にも買い物に行って何かを買い忘れていたり、物をしまう場所を変えたりすると、どこにしまったか分からなくなったり……。あげればキリがないです!

ーー今までで一番「やってしまった」と思った出来事を教えて下さい。

 友達と行くライブチケットを私が取ることになったですが、何度も都合の合う日を確認したにもかかわらず、私の勘違いと思い込みで、違う日にちで取ってしまっていました。しかもライブ当日に、これまた勘違いで違う用事を入れてしまい、ダブルブッキング! このときは自分で自分が信じられなくなり、かなりへこみました。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「めちゃくちゃ分かる!」「長男のツッコミが面白い」「それはやばいですね」などなど。いろいろな意見が寄せられましたが、笑ってくれている人が多かったのでちょっとホッとしています。

ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。

 ブログやInstagramを続けながら、マンガの創作などを増やしていければと思っています。