日向ヒナタが表紙に描かれる『NARUTO-ナルト-』第9巻(著:岸本斉史/集英社)

【画像】カップルに賛否両論ある作品(4枚)

主人公たちが選んだ相手に、ファンの思いは複雑

 マンガやアニメで描かれる、登場人物たちの「恋愛模様」は物語の楽しみのひとつ。少女マンガ・少年マンガ問わず、作品後半になるにつれて結ばれていくカップルは少なくありません。しかしなかには、「このふたりじゃない方が良かった」という意見があがっているカップルもいます。

 代表的なものだと、『いちご100%』の主人公・「真中淳平」と「西野つかさ」。真中はもうひとりのヒロイン「東城綾」と結ばれると思っていたファンが多く、「東城綾が良かった…… お似合いだったのに」「結局西野みたいな、あざとい女子が男子にモテるのか(笑)」といった声が寄せられています。もちろん西野派も多く、ヒロインがふたりいるからこそ巻き起こった「西野派・東城派論争」と言えるでしょう。

 また『NARUTO-ナルト-』シリーズの「うずまきナルト」と「日向ヒナタ」のカップルもたびたび話題になります。ナルトは彼の初恋の相手・春野サクラと結ばれてほしいという声が多かっただけに、驚いたファンは少なくなかったようです。最終的にナルトとヒナタは結婚し、ふたりの間には子供も誕生します。ナルトを長年想い続けていたヒナタの一途な恋心が結ばれたことに喜ぶファンも数多くいます。

 他にも『花より男子』の「道明寺司」と「牧野つくし」に対しては、「自分をいじめていた相手を好きになるなんてありえない」「道明寺はいきすぎたツンデレ男子(笑)」などの声が見られます。「どうせなら、花沢類とくっついてほしかった」というコメントもあがっていて、現実ではありえない展開に賛否両論の声が相次いでいます。

 さらに『ドラゴンボール』の「トランクス」と「マイ」に関しては「何でこのふたり? ってなった」「なんだかしっくりこない」など、さまざまな意見が寄せられています。