「小回りが利かなくなって運転も楽しくない」タクシー運転手からJPN TAXIが不評?

@Paylessimages/stock.adobe.com

タクシードライバーからJPN TAXIの評判を聞くと「視界が広い」といった良い評価もあるものの、ネガティブな意見も見られました。

いずれも5ナンバー枠のサイズに収まる小型車ではあるものの、ホイールベースが延長されたため最小回転半径が大きくなり、小回りが利かなくなったと感じるタクシードライバーは少なくないようです。

また、パワートレインもハイブリッドを採用しエンジンは小型化されましたが、モーターによるアシストがあったとしても坂道等ではパワー不足を感じるという意見もあります。

もっともよく挙げられている不満点は「運転がつまらなくなった」というもので、これは先に挙げたとおりJPN TAXIは前輪駆動となっていて、以前のタクシー向けモデルが後輪駆動だったため発進時や旋回時の感覚の違いからそう感じるタクシードライバーが多いようです。

前輪駆動でも運転を楽しむことを目的に作られる車はあるものの、一般的には後輪駆動の車のほうが運転の楽しさがあるとされています。日々長時間運転を行うタクシードライバーはその違いを如実に感じ取れているのかもしれません。

すべての欄を埋めた免許証こと「フルビット免許」

「フルビッター」は全国に何人いる?全ての欄が埋まっている“激レア免許証”、取得した猛者に話を聞いてみた

(広告の後にも続きます)

乗客からはJPN TAXIのほうが評判は良いようだ

©ocean_nikonos/stock.adobe.com

タクシードライバーからは不満の声が挙がっているものの、タクシーの本来の目的はドライバーを楽しませることではなく、乗客を快適に目的地まで運ぶこと。

以前のセダンタイプに比べ、JPN TAXIは頭上スペースが広く車内空間が広く感じ、また快適装備も充実していることから乗客の評判は良いとされており、運転はつまらなくなったとしても利用者の快適性を考えればモデルの変更は当然と理解し業務にあたっているようです。

ただし、以前よりも多少は大回りになっていることや全高が上がったことなどから、これまで使えていたルートが使えなくなったこともあり、それを乗客から「わざと遠回りしてるのではないか」と指摘されるケースも中にはあると、歯がゆい思いも。

もちろん、それが料金に影響するのであれば利用者の心理としてはそのように指摘したくなるのは仕方がないものですが、通れない道を通れという要求は通らないもの。タクシードライバー同様、利用客としても、モデルが変わったことにあわせた理解が必要なのかもしれません。

「日本車万歳!」から「テスラ信者」に

「もうエンジンのある車なんて考えられないね」思わずイラッとした車マウンティング3連発

ウインカーを出すタイミングはルールが定められている

「ウインカー出すの早(笑)初心者かよ(笑)」と考えるドライバーは本当にいる?いないならなぜ…

動いてる車と停まってる車の接触事故…過失割合は10:0がほとんど

違反してるんだから文句は言えない?駐車違反車両にぶつけてしまったら「お咎めなし」で済むのか