ダイビングのベストシーズン

年間をとおしてダイビングに適した条件となっているが、特にベストシーズンといえるのが11月から4月の乾季。この時期、海は穏やか、かつ透明度が非常に高くなる時期。ジンベエザメやマンタなど、大型の海洋生物に出会える確率も上がってくる。一方で、5月から10月は雨季にあたり、特に7月と8月は台風の影響を受けやすいため注意が必要。水温は年間をとおして25℃から30℃と温暖で、快適なダイビングを楽しむことができる。パラオへのダイビング旅行を計画する際は乾季のシーズンを狙ってみるのがいいかも?

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パラオに行く前に知っておこう!

日焼け止めについて

2020年1月1日から、「責任ある観光教育法2018(The Responsible Tourism Education Act 2018)」に基づき、サンゴ礁に有害な以下の成分を含む日焼け止め製品の輸入、販売及び持ち込みが禁止されている(※)。パラオで日焼け止めを使用する場合は、以下の化学物質を含まない日焼け止めを持参するか、パラオ国内で適法に販売されている日焼け止めを購入するようにしよう。

・オキシベンゾン/ Okybenzone(BP3)

・オクチノキサート/Octyl methoxycinnamate(EHMC)

・オクトクリレン/ Octocrylene(OC)

・エンザカメン/ 4-methyl-benzylidene camphor

・トリクロサン/ Triclosan

・メチルパラベン/ Methyl paraben

・エチルパラベン/ Ethyl paraben

・ブチルパラベン/ Butyl paraben

・ベンジルパラベン/ Benzyl palaben

・フェノキシエタノール/ Phenoxyethanol

※法律では、禁止された成分を含む日焼け止めを輸入または販売した業者には1000ドル以下の罰金が科され、有害物質を含む日焼け止めを持ち込んだ場合は入国時に没収されると定められている。
環境保護税と入海料


パラオ政府は美しい海を守るため、2018年1月1日から環境保護税にあたる「プリスティン・パラダイス環境税(PPEF)」100ドルを設けており、航空券の代金に上乗せする形で徴収される。

またダイビングやシュノーケリングなどを行う際には、それぞれ以下の許可証を購入する必要がある。

1.ロックアイランド許可証

ロックアイランドへのオプショナルツアーやダイビングツアーにはコロール州政府発行の許可証が必要。1人50ドルで、有効期間は10日間 (6歳未満は不要)。

2.ジェリーフィッシュレイク許可証

ジェリーフィッシュレイクを含む、ロックアイランド方面へのツアーやダイビングツアーの許可証は1人100ドルで、有効期間は10日間(6歳未満は不要)。

3.フィッシング許可証

釣りをする方は別途フィッシングライセンスが必要。1人20ドルで、有効期間は1ヶ月。

4.その他

コロール州以外での観光、ダイビング、スノーケリング、釣りには別途各州政府への支払い又は許可証が必要。

 例:ペリリュー州 ダイビング許可証(10日間有効) $30、ガラスマオ州 滝観光 $10、他観光 $5

 

通貨と両替

パラオではアメリカドルが公式通貨として使用されている。そのため、日本から旅行される場合、円をドルに両替する必要がある。現地の空港や銀行で両替が可能だが、現地で両替をすると換金率が非常に悪い。レートや手数料を事前に調べて日本で換金しておくと安心。

また、現地ではクレジットカード(VISA、マスター、ダイナーズなど)の利用も広がっているが、小さな店舗や市場、レストランでは現金が必要になることもあるので少額は現金で持っておくことをおすすめする。ダイビングショップやホテルではカードが使えることが多いが、手数料がかかる場合があるので確認が必要。