【2023年最新版】サウジアラビアってどんな国?観光に役立つ基本情報を徹底解説

サウジアラビアの基本情報

写真協力:サウジアラビア政府観光局

ここでは旅行に役立つ基本情報をまとめています。「チップはあるの?、両替は必要?」など、海外旅行につきまとう心配はあらかじめ解決しておきましょう。

ビザ・入国制限



写真協力:サウジアラビア政府観光局

サウジアラビアへの入国にはeVisa(査証)の取得が必須となります。申請方法は簡単で、観光目的であれば
Visit Saudiの公式サイト
にて行うことができます。

eVisaの申請にまつわる情報(2023年7月時点)

申請料金:300SAR

有効期限:1年間(マルチエントリー)

※1回の入国につき最長90日まで滞在可能。


※観光以外の目的で入国することは出来ません

申請に必要な書類

パスポート顔写真ページ画像ファイル(JPEG)


※入国時点で6ヶ月以上の残存が必要

サウジアラビア観光用eVisa申請用質問書

証明用カラー写真(スマホで撮影可)


※背景白で鮮明なもの


※6ヶ月以内に撮影

※事前通告なしに手続きが変更される場合があります。詳細は日本国内にあるサウジアラビアの大使館・総領事館のウェブサイトなどでご確認ください。

宗教

写真協力:サウジアラビア政府観光局

国教はイスラム教で、社会システムや日常生活に宗教が深く浸透しています。現地ではわいせつ行為はもちろんのこと、飲酒も禁止されています。日本では問題のないことでもサウジアラビアでは禁止とされていることがあるため注意が必要です。

「日本からお酒を持ち込むのは大丈夫ですか」という質問が稀に寄せられますが、酒類の持ち込みも厳禁となっております。​​​​​​

気候・ベストシーズン

写真協力:サウジアラビア政府観光局

国土の大半が大陸性の砂漠気候に属しており、山岳地帯を除けば雨が降ることはほとんどありません。平均気温は年間を通じて高く、リヤドなどの内陸部では夏の最高気温が45度以上に達することも。日本に比べると湿度は低めなので意外と過ごしやすい印象です。


ベストシーズンは11~3月

。この時期は日中の平均気温が20度台なので、最も快適に観光を楽しむことができます。(※一部地域を除く)ただし、夜はぐっと冷え込みますので軽く羽織れるものや上着をお持ちいただくと便利でしょう。

言語・時差

写真協力:サウジアラビア政府観光局

公用語はアラビア語、世界で5番目に話者が多いとされる言語で他の中東諸国でも話されています。ホテルやレストランでは英語も広く話されており、観光地であればそれほど不便に感じることはないでしょう。

時差は-6時間。日本が正午のとき、サウジアラビアは午前6時となります。すぐお隣のUAEとは1時間の時差があるので乗継の際は注意が必要です。

通貨

現地通貨はサウジリヤル(SAR)で、1リヤル=約38円(2023年7月時点)となります。

サウジアラビアではキャッシュレスが主流なので、基本的にどこでもクレジットカード決済を行うことが可能です。Apple PayやGoogle Payなどのスマホ決済も積極的に採用していることから、現金がなくても不便に感じることはほとんどありません。

物価・チップの有無

写真協力:サウジアラビア政府観光局

サウジアラビアの物価は日本とそれほど変わりありません。一部のレストランでは割高に感じることがありますが、ホテルやタクシーは意外とリーズナブルな印象です。

ゲストハウスといった安宿はありませんが、1泊5,000円前後で泊まれるホテルは存在します。4つ星以上は1泊 あたり12,000円以上が相場です。

治安

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2023年7月現在、サウジアラビア全土には外務省による危険情報が発出されています。ほとんどのエリアはレベル1に指定されていますが、これはタイやインドネシアの一部地域と同じなので、過度に心配する必要はありません。

テロや殺人などの重大犯罪は滅多にありませんが、貴重品の管理には気を付けてください。

サウジアラビアは日中の暑さが厳しいため夜型社会が一般的となっておりますが、女性の方はなるべく夜間の独り歩きを避けるのが無難でしょう。

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サウジアラビアを訪れる前に知っておきたいこと

写真協力:サウジアラビア政府観光局

近年目まぐるしい変化を遂げる、サウジアラビア。

長年受け継がれてきた習慣はもちろんのこと、インターネット上にある情報ですら現地を訪れてみると異なるなんてことが、しばしば。

ここでは2023年7月にサウジアラビアを訪れた筆者の目線で、旅行前に知っておきたいことをいくつかご紹介していきます。

おすすめの日数

写真協力:サウジアラビア政府観光局

初めてのサウジアラビアなら、

「ゴールデントライアングル」

と呼ばれる

リヤド、ジェッダ、アル・ウラの3都市

を訪れるのがおすすめです。これは人気観光地を巡る定番ルートであり、各地に世界遺産があるため見応えも抜群です。

現地の到着時刻にもよりますが、日本から行く場合は最低でも4泊、可能であれば5~6泊滞在するのが理想。​​​​リヤドまたはジェッダのみ訪れる場合は現地2泊でも十分楽しめます。旅行を計画する際は、ぜひ参考にしてみてください。

服装のアドバイス

写真協力:サウジアラビア政府観光局

現地では多くの人が民族衣装を着用しています。外国人観光客に対する決まりは特にありませんが、イスラム教を信仰する人々に配慮した服装を心がけましょう。

具体的には、男女関係なく膝や肩が隠れる服装が理想となります。サウジアラビアは夏の暑さが厳しいため、薄い生地で軽く羽織れるようなものを持ち歩くと便利です。

アダプターをお忘れなく

サウジアラビアを訪れる前にインターネットでプラグの形状を調べていたのですが、様々な情報が飛び交っており、結局Aタイプ(日本と同じ形状)でも大丈夫だろうと思って行ったら、

驚くことにすべてBFタイプ

でした。

これはあくまで個人的な体験であり一部の施設では例外かもしれませんが、ホテルのフロントでもアダプターの貸し出しがなく本当に困ったので、皆さんお気を付けください。

現金の両替場所

先でも述べた通り、現金が必要になることは滅多にありません。空港やショッピングモールなどにATMがあるため、必要になったらその都度引き出すことができます。

とはいえ、その国ならではのお金を旅の思い出としてキープしておきたいといった意見も少なくありません。そんな方には、一旦5,000~10,000円程度を目安に両替することをおすすめします。

ちなみに、筆者は

成田空港第1ターミナル4階の北ウイングにある両替所

で換金を行いました。

現地のインターネット事情

写真協力:サウジアラビア政府観光局

筆者が滞在したリヤド、ジェッダ、アブハー、ジャザンの4都市ではデータローミング、ホテルのWifi共に問題なくインターネットを使うことができました。今回は
AiraloのeSIM
を使ってみたのですが、現地での面倒な購入手続きの手間が省け、ネットもサクサクで快適そのものでした。

機種の制限はありますが、もの凄く便利です。

水はミネラルウォーターを飲もう

筆者は心配なので、滞在中はずっとミネラルウォーターを飲んでいました。気になるお値段ですが、1本(330ml)あたり1.0 SAR(日本円で約40円/2023年7月時点)なので気軽に購入することができます。

1日5回お祈りの時間がある

写真協力:サウジアラビア政府観光局

ムスリム(イスラム教徒)は基本的に1日5回の礼拝を毎日行うしきたりがあります。「1分1秒遅れることなく必ずこの時間に行わなければならない」という規則はありませんが、礼拝の時間帯にはレストランをはじめ、デパートのテナントなども一時的に閉店となります。

ラマダン期間中の観光

写真協力:サウジアラビア政府観光局

イスラム教には「ラマダン」と呼ばれる断食月があります。詳しく説明すると長くなってしまうので省略しますが、この時期は観光施設や飲食店の営業時間がイレギュラーになります。ホテル内のレストランなどは観光客向けに営業しますが、行動が制限されやすい時期なので渡航を計画される場合は注意が必要です。

※時期は毎年変動しますので、ご自身で最新の情報をご確認ください。