たくさん釣るほど仕掛の消耗は早いので予備には余裕を持つべし

最後に、「消耗品」である仕掛はどのくらい使い続けられるのか、1回の釣行で何セットくらい持っていけばよいのかを、清水さんに聞いてみた。

「根掛かりしたりオマツリしたりすることなく順調に釣れ続いたとしても、キスが掛かった状態で巻き上げてくとクルクル回ってハリスがヨレてしまうことがあります。ヨレた状態だとハリスが幹糸に絡みついたりして、キスを誘いづらくなります。また、たくさん釣れば釣るほどハリ先はナマってくるので、フッキング率も下がってきます。糸ヨレがあったりフッキングが悪くなったりしたら、交換したほうがよいでしょう。1セットで2本の仕掛が入っているので、3セットもあれば余裕を持って安心して楽しめると思います。店頭では比較的リーズナブルな価格で提供されているはずですので、3セットと言わずにもっと買っていただけると弊社としてはうれしいですが(笑)」


数釣りが楽しめるだけに、トラブルがなくてもハリスがヨレたりハリがナマったりして、仕掛は消耗してしまうもの。その日を安心して楽しむためには、予備の仕掛は必ず持っておいたほうがいい

最後はバッチリ、営業トークでキメていただいた! でも、冒頭にもあるようにビギナーでも楽しみやすいだけでなく美味しさも抜群な魚なので、一度釣れたらヤミツキになること必至! 次回以降の釣行を考えれば予備の仕掛はいくつ持っていても足りないくらいなので、清水さんの進言通りにたくさん買っても損はないはず。来たるべきキスのハイシーズンに向けて、釣具屋さんに急げ!!


「海の女王」とも称されるキスは見た目が美しいだけでなく、その美味しさも「女王級」。初夏以降にシーズンインすれば女王目的の釣り人が船宿に押し寄せるので、今のうちから仕掛を準備して早めに予約しておこう!