赤バリ&発光ビーズの効果でベテランもうならせる「競技用キス赤」

「一方で数釣りをねらうベテランに向けておすすめしたいのが『船キス仕掛 競技用キス赤 2本2セット』(品番SE624)です。赤バリ&発光ビーズは関東の主流スタイルのようで、通常よりも食いを促すとされています。また、掛かったキスを素早く外しやすい形になっているので、手返しをよくして数釣りを目指せる、競技ライクな仕様になっています」


赤バリの効果は他魚種のジャンルでも確認されているが、関東エリアの船キス釣りでも赤バリは食いを活性化するアイテムとして重宝されている

そういう意味での“競技用”なワケか。確かに、ビギナーが頑張って10尾釣るところを、ベテランはチャッチャっと3ケタ釣っちゃうなんてコトもザラにあるみたいだし。手返しのよさって、やっぱり重要なんだな…。

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渋い状況でこそ真価を発揮する色違い2本バリの「早掛キス赤金」

そして、最後の「船キス仕掛 早掛キス赤金 2本2セット」(品番SE625)は、先述の2アイテムとは若干毛色が違うようで…。


キスの口はタダでさえ小さい。オマケに食いが渋ればエサをついばんだとしても、かんたんには飲み込んでくれないだろう。しかし、早掛キスなら口の中にスルッと入りやすく、フッキングも決まりやすい

「キスの口の中に入りやすい、フッキング重視のハリを採用しています。食いが渋い、アタリはあるけど乗りが悪いなど、状況がイマイチなときこそ実力を発揮する仕掛ですね。そして、この仕掛だけの特長が上側は赤バリ、下側は金バリという2カラー仕様で、『どちらのハリ色の方が食いはいいのか?』を判断する目安にもなります。たとえば上側の赤バリばかりに食いが集中するならば、そのあとは赤バリだけの仕掛を投入したほうがたくさん釣れる可能性は高まるわけです」

なるほど…先述の2アイテムが「ビギナーか? ベテランか?」で使い分けるのに対し、早掛キスは「状況」に応じて投入すべきアイテムというわけか。ハリ色を指標に食いの良し悪しを判断する使い方もあるなんて、それだけキス釣りはゲーム性が高いということでもあるのだろう。


数釣りができるうえに食べておいしいという、ビギナーが船で釣る最初のターゲットとしては申し分ないキス。仕掛を使い分けることで、さらに釣果を伸ばすチャンスを広げられるので、釣り人としての腕をみがくのにも最適だ