魚のキープはどうするの?

渓流では常に移動を繰り返すので、クーラーボックスを持ち歩くことはできません。そのため腰にぶら下げるクリール(いわゆる魚籠(びく))やリュックに入る小型のクーラーボックス、保冷バッグなどが使われています。最近ではアユ釣りに使う友バッグなんかも人気です。

私はもっと簡素に、ジッパー付き保存袋に魚を入れて、それを麻でできた袋に入れています。ときどき水に浸けて冷やしてあげて、車に戻ってからクーラーボックスに移し替えています。ただ、渓流魚はたくさんキープするとすぐにいなくなってしまうので、個人的に家族分4尾を上限と自分で決めて、釣りを楽しんでいます。

渓流釣りの素朴な疑問は解決したでしょうか?
確かに分からないことや暗黙のルールなども多く、ハードルの高い釣りかもしれません。しかし渓流釣りは、釣りだけでなく自然そのものを楽しむことができます。あまり釣果に恵まれない日でも、川の音を聞きながら美味しいコーヒーを淹れて飲んだり昼食をとったりする時間は、日々の喧騒を忘れさせてくれるかけがえのないものです。

みなさんもぜひ一度、思い切って渓流釣りの世界に足を踏み入れてみてはいかがですか?

レポーター

プロフィール:東村 良平
兵庫県在住
海のエサ釣りに始まり、ライトゲーム、青物釣り、タイラバを経て、ここ数年は渓流ルアーやエリアトラウト、アユ釣りなどをメインに、家族で釣りや川遊び、キャンプなど自然を満喫。「ライトガチ」をモットーに道具や方法にこだわり過ぎず、楽しむことに全力を注いでいる。
インスタグラム:
@azuman1980 (URL:https://www.instagram.com/azuman1980/)