釣りスタート!
意外に苦戦を強いられた私の釣り

こちらの海域はオモリが25号か30号なので、どちらも準備をしておきました。当日の船長さんの指示で30号! とのことだったので、30号のオモリをぶら下げていざスタートです。

底を取ったら糸フケを取って「チョンチョンチョチョチョン」と「トントン、トトン」ですかね(笑)。誘いを入れてスーッと竿を持ち上げて、チョンチョンと穂先が動くようにまた竿を下げる感じでしょうか。
カワハギ釣りは奥が深いといわれるように、いろいろな釣り方、攻略の仕方があります。とはいえ、私の出身の大分ではカワハギを「引っ掛け釣り」といって、竿を動かして引っ掛けて釣るので、私にとって関東の釣りはとても難しく感じます…。そして、そんなこんなで下手な私は「つ、釣れない」。
上手い方はいろいろなゲスト、ベラ、フグ、テンス、トラギスなどを釣っていましたが、私には5cmほどのベラが釣れただけで、数時間が過ぎていきました……。


久しぶりの友人たちと船上で。ハイ、ポーズ!

やっとカワハギに出会えたのは、大会終了時間を1時間切ったころ(笑)。しかも小さいから、てっきり「ベラだな」と思ったら、本命のカワハギ~。嬉しいです!!
この1枚に出会うために、なんと苦労したことか。


このあと、またまたカワハギ~と続くかと思いましたが、フグ…

当大会はカワハギ3枚の重量を競うので、もちろん賞に絡むこともできなかったのですが、その繊細な釣り方、アタっても掛けるのが難しいそのゲーム性から、「釣れないから楽しい!」と本気で思ってしまうから困ったものです(笑)。
そして、釣れた魚は1尾でも重量を測ります。うっ、200g。チーン。



 

釣り大会は13時半に納竿。港に帰港したあとは閉会式や抽選会。で、15時ごろに全てが終わりました。
大会費は11000円だったので、いただいたものを差し引いても、かなりお高い高級なカワハギになってしまいました(笑)。でも、美味しい大根やナスもいただいたし満足満足(私は抽選会でも何も当たらなかったのですが、当たった方は元が取れますね~)。そして、お金の損得以上に楽しい! ワクワクする! といった思い出や経験の方が、得られるものが大きかった気がします。まさにプライスレス!

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大会のあとは自宅でお楽しみ
釣れたカワハギはお刺身で!



さて、釣れたカワハギは20cmしかなく、肝は、1cmもなかったので(笑)、今回は肝醤油ではなくお刺身のみ。ですが、大会でもらった大根の立派な葉っぱの部分をメインに、美味しくいただきました。
久しぶりのカワハギは甘くて、食感がちょうどよくて、上品なカお味でした。

以前釣った写真(写真右下)にはなりますが(今回は肝にも恵まれなかったので)、カワハギは少し小さめでも肝パンのカワハギもたくさんいます。肝パンのカワハギが釣れたときの肝醤油でのお刺身は、本当に釣りをしててよかったって思う美味しさですよ。


大会で釣った貴重な1尾はお刺身に

以前釣ったカワハギは肝醤油でいただきました~。絶品です

カワハギ釣りは突き詰めると難しそうですが、釣れると、ウロコがない魚なので初心者の方でも持つのが難しくないですし、仕掛もシンプルなので、トライするにはハードルが高くない釣りモノ。そしてなにより、食べて美味しい魚です。

 



また、カワハギに限らず釣りにはいろいろな大会があります。
コロナ前にはヒラメ釣りの大会に参加しました。こちらの大会はヒラメ2枚の重量で勝負といったもの。遊漁船でのヒラメ釣りは初めてでしたが、勇気を持って参加をしてみました。すると、ありがたいことに4位をいただくことができました!

 

大会って、「怖そうだなぁ…」とか「釣りに自信がある人たちが集まるのかなぁ…」とか思いがちですが、勇気を出して申し込んでさえしまえば思ったほどハードルは高くありません。釣りを始めたばかりの人から釣り歴の長い人、参加年齢も幅広く、いろいろな釣り人がたくさんいる場所です。

そして何より、私にとって釣り大会の好きなところは、数年? いやいや何十年も前に経験した部活の試合の前日みたいな、普段の釣りとは違う何とも言えない緊張感を感じることができるトコロ(大人になるとそんな機会も減るので)。生活のスパイスに、このドキドキとワクワクは欠かせません。
普段の釣りにワイワイ楽しく、お土産もついてくる! といった感じで、ぜひ気兼ねなく大会に参加してみませんか?

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、店舗・施設や遊漁船によって営業時間の変更や休業の可能性があります。お出掛けの際には公式HPにてご確認ください。また、事前に地域の情報を確認したうえで釣行の計画、万全の対策、ソーシャルディスタンスの確保をお願いいたします。