レンタルサーバーの使い方を5つのステップで紹介

最後に、レンタルサーバーの申し込みから契約までの流れをステップにわけて紹介する。

選定契約管理画面へログイン独自ドメインの登録Webサービスの運営

以下では、初心者でもわかりやすいように使い方を詳しく解説していこう。

ステップ1:選定

まずは、自社のWebサービスを実現できるレンタルサーバーの選定だ。各社で異なる特徴のレンタルサーバーを提供しているため、以下のポイントを重視しながら選定してほしい。

容量機能価格サービス信頼性セキュリティサポート体制

この中でも特に重視してほしいのが、容量・価格・機能の3点だ。ディスク容量は価格と比例しているため、運用するWebサービスの規模に応じて決めてほしい。月額費用が安すぎるレンタルサーバーは、機能面で劣ることが多いため注意が必要だ。

他にも、信頼性やセキュリティ、サポート体制も事前にチェックする必要がある。万が一レンタルサーバーに何かあった時にサポートしてくれなければ、自社のWebサービスが運用できずに停止したままの状態になってしまう。メール、電話、チャットなど、各社でサポート体制は異なるため、契約前に確認しておこう。

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ステップ2:契約

自社サービスに最適なレンタルサーバーを選定した後は、公式ホームページから申し込みを行い契約へと進んでいく。もちろん各社で多少は異なるが、一般的な契約の流れは下記の通りだ。

公式ホームページから“お申込み”を選択氏名やメールアドレスなどの個人情報を記入利用規約を読んで同意を選択メールアドレスに記載されているURLを選択して本登録

記入が必要な個人情報は、氏名・住所・会社名・個人/法人・パスワードなどが一般的。利用規約をしっかり読み込んだ後、納得できれば本登録が完了となる。

レンタルサーバーの中には、費用が発生する本契約の前に“お試し期間”が設定されているところも多くあり、そこで動作速度などに不備を感じれば解約することも可能だ。

ステップ3:管理画面へログイン

契約が完了した後は、レンタルサーバーの管理画面へログインできるようになる。管理画面はコントロールパネルとも呼ばれ、各社で使い勝手が異なる。そのため、まずは管理画面へログインして使い方を覚えることをおすすめしたい。

レンタルサーバーの中には、初心者用のガイドラインや使い方のマニュアルをまとめて提供しているところもあるため、使う前にそれらを読み込んでみるのもいいだろう。

ステップ4:独自ドメインの登録

管理画面へログインした後は独自ドメインの登録だ。

レンタルサーバーの契約が完了した後は、レンタルサーバーのドメインを取得することができる。しかし、それではサーバー業者の名前などが入るため、Webサービスの信頼性を損ねるリスクがある。また、レンタルサーバーは独自ドメインが使えるというのが大きな強みでもあるため、必ず利用数の制限を確認した上で登録するようにしたい。

レンタルサーバーに独自ドメインを登録する流れは下記の通りだ。

独自ドメインを取得するネームサーバーを設定する独自ドメインの追加登録

独自ドメインでは、自分の好きな文字列を利用することができる。Webサービス名に関連した文字列を利用すれば、ドメインを見ただけでどのサイトか判断することが可能だ。

すでに独自ドメインを持っていてネームサーバーの設定まで完了していれば、後はレンタルサーバー側でドメインの追加登録を行うだけなので、ほとんど手間はかからない。早ければ数分でドメイン設定が可能になるため、必ず独自ドメインは取得しておくようにしよう。

ステップ5:Webサービスの運営

レンタルサーバーの契約と独自ドメインの登録が完了した後は、Webサービスを作成して運営するという最終段階となる。Webサービスの作成方法は以下の2通りだ。

HTMLでWebサービスを作りアップロードするWordPressを使いWebサービスを作成する

近年では多くのWebサービスがWordPressで作成されており、レンタルサーバーには簡単にインストールできる機能があることも多いため、初心者にはこちらをおすすめしたい。

HTMLでWebサービスを作る場合は、1からタグでコードを書いて作成しなければいけない。データベースやテキストエディタの準備も必要であるため、手間とコストがかかる。一方、WordPressは初心者でも簡単にWebサービスを作ることができるため、個人ブログから企業のホームページまで幅広く利用されている。

最近はレンタルサーバーの機能の1つとして“WordPress簡単インストール”があり、ボタンを1つ押すだけで構築環境が用意される場合も多い。

レンタルサーバーの使い方を5つのステップで紹介! 選定からWebサービス公開までの流れ

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まとめ

レンタルサーバーの仕組み、できること、使い方を紹介してきたが参考になっただろうか。

インターネット上でWebサービスを展開する際に不可欠となるサーバーだが、最近では自作するのではなくレンタルが主流となっている。サーバーに関する知識がなくても利用できるため、誰でも気軽にWebサービスを展開することが可能だ。

Webサイトやホームページを立ち上げたいと考えている方は、レンタルサーバーで何ができるかを把握したうえで、使い道を模索してほしい。

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