豊かな香りに包まれるとりどりのセイボリー

まずはセイボリーのプレートを右から時計回りでご紹介します。

1.「舞茸のヴルーテ」
舞茸のスープに、ミルクのふわふわの泡とドライベーコンがトッピングされ、豊かな風味を添えています。

2.「ビーツ 林檎 胡桃とフロマージュブランのカナッペ」
真っ赤なビーツに挟まれたクリームチーズは、やさしい甘さのドライリンゴとカリッとした食感のクルミがアクセントになっています。

3.「さつまいもとリゾーニのテリーヌ レモン風味」
リゾーニとはお米の形をしたパスタのこと。洋風のさつまいもごはんをイメージさせるテリーヌは、上にのった生ハムの塩気が、さつまいものやさしい甘さを引き立てています。

4.「玉子とトリュフのフォカッチャサンドウィッチ」
小さなフォカッチャは見た目がとても愛らしく、口に運ぶとトリュフが濃厚に香る大人の味わい。紅茶と合わせるのもいいですが、思わずシャンパーニュが飲みたくなる一品です。

5.「サーモンのリエット マッシュルームのサラダ」
バゲットの上にサーモンとジャガイモを練り合わせたリエットがぬられていて、香りよいブラウンマッシュルームをのせています。

6.「人参のタルト」
ニンジンのムースに、くるりと巻いた人参のサラダが飾りつけられ、キャヴィアやコンソメゼリー、ニンジンの葉っぱが添えられた華やかな一品です。

7.「ラディ オ ブール 柚子風味」
シャリッと歯ごたえが軽快なラディシュに、柚子風味のバターをのせ、ビオラの花びらが飾ってあります。ピックをつまんで、一口でいただきます。

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秋色に彩られたアート作品のようなスイーツたち

次にスイーツの一皿をご紹介します。こちらは右上から時計回りで。

1.「洋梨のジュレ」
ガラスの器に入った洋梨のスープには、洋梨のコンポートと小さなハーブや食用花を浮かべ、秋の落ち葉が流れる川を表現しています。

2.「カシスのムース」
キキョウの蕾をイメージした、紫のコロンとかわいいフォルムのムースで、さわやかな風味です。

3.「ピスタチオのエクレア」
落ち葉をかたどったサブレがのったエクレアは、ピスタチオのカスタードクリームとクリームシャンティ(ホイップクリーム)の2種のクリームで彩られています。エクレアの中にはチェリーのシロップ漬けも入り、濃厚で香り高い味わいに仕上がっています。

4.「タルト ポム」
下はココナッツを使用したサブレショコラ。真ん中にキャラメリゼしたリンゴが入っていて、周りをチョコレートでコーティング。トップのリンゴは、ススキが秋風になびく様子を表現しています。甘酸っぱいリンゴと、チョコレートの風味、サブレのサクッとした食感などが合わさり、繊細で奥深い味わいです。

5.「栗 グリュエ ド カカオの糖衣がけ」
ベースはバニラクリームと栗で、四角いモンブランといった感じ。枯山水を模した波模様の上には、石に見立てて、糖衣がけしたカカオニブがちりばめられています。

二皿目のスイーツをご紹介します。こちらは右手前から時計回りで。

1.「メープル風味のムラングシャンティイ オレンジのジュレ」
秋の雲を、カリカリに焼いたメレンゲで表現。裏側にはふわふわ食感のメープル風味の生クリームとオレンジのジュレが潜んでいます。

2.「ブルーベリーチーズケーキ」
紫のドーム状になっているのがブルーベリーチーズケーキ。上にのっているのは、キキョウの花をかたどった可憐な飴細工です。

3.『菓匠 菊家』の練り切り
二十四節季ごとにメニューが変更となりますが、撮影時は、お月見を連想させるうさぎさんでした。

4.「紅茶風味のマカロン 紅茶のバタークリーム」
キラキラと輝く夕日をイメージし、金箔で化粧を施したマカロンには、紅茶風味のバタークリームと、ラズベリーとイチジクのジュレが仕込まれています。

5.「ほおずき アプリコットとヴァニラのパート ド フリュイ」
秋が旬のフレッシュなほおずきは、プチッと弾けるような歯ざわりと甘酸っぱさが魅力。アプリコットとヴァニラのパート ド フリュイ(果汁を煮詰めたゼリー状のもの)でコーティングされることで、豊かな香りが広がります。

6.「ババ オゥ ラム コーヒー風味のクリーム」
グラスに入っているのはラム酒のシロップを染み込ませたブリオッシュ生地に、コーヒー風味のクリームと、落ち葉をイメージしたショコラが飾られています。

7.「全粒粉の使った塩サブレ プラリネのガナッシュクリーム」
正面から見るとお月様のように見えるサブレに、ナッツ入りのチョコレートがサンドされています。