皇居外苑のお濠に面した美しいロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」

「パレスホテル東京」は、皇居外苑の大手門に近く“丸の内1-1-1”というアドレスを持つラグジュアリーホテル。前身は「パレスホテル」として昭和36年(1961)に開業し、2012年に新生「パレスホテル東京」としてグランドオープンしました。

都心にありながら、目の前に緑が広がる環境で、「アフタヌーンティー “Stones”」が提供される1階の「ザ パレス ラウンジ」は、皇居外苑のお濠を借景にしたホテルの顔のようなラウンジです。

暖炉と本棚が配された上質な空間は、優雅な午後が約束されているようで、期待感が高まります。

アフタヌーンティーは事前予約制。
席に案内されると、まず抹茶と干菓子が運ばれてきます。リニューアルされたアフタヌーンティーに合わせて選定された抹茶は「寿月堂」の「初昔(はつむかし)」。落雁はパレスホテル東京のオリジナルで、その亀甲文様は、ロビーの絨毯をモチーフにしたものだそうです。 お抹茶を一服いただいて、ひと息ついて、新生アフタヌーンティーを待ちます。

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輪島塗塗師、赤木明登氏の漆器“Stones”で提供

運ばれてきたアフタヌーンティーのセットは、秋の気配をまとい、一つ一つがあまりにも美しく、しばし眺め入ってしまいました。 新しいアフタヌーンティーは、石川県輪島市を拠点に世界的に活躍する輪島塗塗師の赤木明登(あかぎ あきと)氏による漆器で提供されます。

今回の器は、赤木氏の代表作である河原石をモチーフに作られた漆器“Stones”に、ホテルからのインスピレーションを織り交ぜてデザインしたオリジナル作品。マットでモダンな質感に、色とりどりのスイーツやセイボリー(甘くない軽食)が映えます。

赤木氏の漆器をキャンバスに見立てたアート作品のようなアフタヌーンティーは、器に合わせてシェフが作り上げた12種類のスイーツと7種類のセイボリー、そしてスコーン。「自然との調和」を大切にし、茜色や柿色など日本の伝統色で彩られた品が並んでいます。

アフタヌーンティーといえば、セイボリーから先に食べるのが作法などといわれますが、「どれでもお好きなものからどうぞ。強いていえば、温かなスープから召し上がっていただければ」と統括ペストリーシェフの窪田修己(くぼた おさみ)氏。

それでは、一品一品をご紹介していきますね。