壱岐イルカパーク&リゾートが目指していくもの

高田佳岳氏は「すべての人や動物に対して壁をつくらず対等な関係性を作っていきたいです。SDGsでも掲げている『leave no one behind』という言葉を壱岐イルカパーク&リゾートで実践していきたいと考えています。ゼログラヴィティとの連携により、壱岐イルカパークのみならず、壱岐島全体において、ユニバーサルデザインを考えることの背景や取り組みを浸透させることができればと思います。また、健常者の方、障がい者の方関係なく、できる限りイルカとの距離を近くし、思う存分、イルカが与えてくれるものを純粋に享受できる環境を作ることで、人々の成長につながる施設を目指していきます」と話す。

壱岐イルカパーク&リゾートは現状でも十分なユニバーサルデザインとなってはいるものの、一部車いすでは通りづらい段差や芝生があり、完全にはバリアフリーではないため、引き続き改良を進めていくとのこと。障がい者、健常者に関わらず、日本で最もイルカと近い距離でふれあえるリゾートとして、引き続き注目していきたい。

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当日受付でもサービスを提供する予定ですが、事前受付による定員、混雑状況によってご案内が難しくなる可能性があるため、事前予約をおすすめしています。
日本財団の補助事業により実現
本プログラムは、日本財団の補助事業により実現。「バリアフリーマリンレジャー事業」は、 日本財団が推進する「海と日本PROJECT」の取組の一環として行っており、壱岐イルカパーク&リゾートにおけるユニバーサルデザインの導入のための補助として、一施設の工事の実施および機材などが寄贈された。
ゼログラヴィティ

障がい者と健常者が共に安心・安全に楽しめるマリンスポーツ総合施設として、2016年、奄美大島瀬戸内町清水に 「ゼログラヴィティ清水ヴィラ」が設立。宿泊施設をはじめ、自社船、プールなど全てがバリアフリー設計となっており、スノーケリング、スキューバダイビング、カヤック、クルージング、ホエールウォッチングなど、奄美の海で の豊富なマリンアクティビティを誰もが安心して楽しめる設備とサービスが整っている。「旅と海遊びで夢と希望を作り出す」をコンセプトに、日本のダイビング業界におけるユニバーサルデザインの普及を推進しています。

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壱岐イルカパーク&リゾート

1995年、長崎県壱岐市が市営でイルカの保護を目的に創業。創業以来、市営にて運営し、至近距離でイルカとふれあえる施設として、年間約2万人の島内島外の来場者が訪れてきた。2019年4月にリニューアルオープンし、2020年には、アメリカフロリダ州にあるドルフィンリサーチセンター(DRC)と世界で初めて施設としての飼育技術提携を行なった。DRCが提唱する“Relationship Based Training”を取り入れ、ヒトとイルカの信頼関係構築を基礎とした飼育を実践し、日本国内への技術普及を推進している。

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