②指示ダナは守る

テンビンの釣りと同じで、船長が指示するタナの下限よりはテンヤを下ろさない。

テンヤはテンビンと違ってハリスがないので、タナに到達したらすぐに誘い始めていい。

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③ドラグは少し緩めておく

テンビン仕掛けの場合は基本的にドラグはガチ締めでいいが、テンヤはダイレクトに衝撃が伝わる仕掛け。

合わせ切れなどを防止するためにもドラグは強い引き込みでズルッと滑るくらいに緩めておく。

テンヤで釣るときはドラグ調整を忘れないようにしよう

さて、テンタチファン最大の関心事は、どう誘ったらアタリが出るのか?ということだと思う。

 

昨年のフィーバー時のようにズル巻きだけでだれでも簡単にアタリを出せた状況ではない現在、このパターンではこの誘い、というように明確な答えは出しづらい。

 

逆にいうと、テンビン仕掛けの釣りと同様、どうやったらアタリが出るのか、色いろな誘いを試してみて正解を探していくしかない。

 

誘い方の例をあげると、基本とされているのが①ストップ&ゴー。

竿を水平近くに構えたまま、リールのハンドルを半回転~1回転、時には2~3回転クルクルッと回してピタッと止める。

この繰り返しでタナの範囲を上へと探っていく。

ストップ&ゴーでリールのハンドルを回すときに、竿で数回シャクリを入れると②ジャーク&ステイになる。

 

手持ちまたは置き竿で、一定速度で巻き上げ続けるのが③デッドスロー。

時にはストップしたり、シャクリを入れたりして変化をつけてみるのもあり。

 

そして最近、東京湾で流行しているのが小刻みにテンヤを動かす④バイブレーション釣法。

細かい揺すりを数回入れたらピタッと止める。

ハンドルの巻き幅も1/8~1/12回転と非常に細かいのが特徴。

このバイブレーション釣法で、止めの間を入れずにひたすら動かし続けると⑤ノンストップバイブレーションになる。

 

こうした色いろな誘い方がベースとしてある中で、それぞれ止めの間、シャクリの強弱、リールの巻き幅などを調整してアタリが出る誘いを見つけていくのが現在の東京湾テンヤタチウオの攻略法といえる。

 

アタリが出てから合わせるまでのプロセスには、二つの考え方があると三石忍。

一つはアタリがあったらとにかく即合わせで掛けにいく「早掛け系」。

もう一つは、アタリがあってもすぐには合わせず、誘い続けてイワシをしっかりくわえ込ませてから合わせる「食わせ系」。

「早掛け系」はハリ掛かりの位置が悪くバレやすい、「食わせ系」はハリ掛かりに持ち込むまで時間はかかるもののしっかり掛かるのでバレにくい、といった傾向がある。

 

アタリに対して即合わせするか、誘い続けるかはあなた次第。

より楽しむため、一つでも多くのアタリを出せるよう誘い方やテンヤの色などを工夫してみよう。

誘いのパターンはたくさんあるが、これといった正解はない

釣り方に縛られず、状況に対応することが大切

テンヤタチウオの誘い方のパターン例

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合わせ方の違い

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隔週刊つり情報(2021年8月15日号)※無断複製・転載禁止