アストンマーチンの「スワンウイング」風ドアを採用?
また、三角窓を廃止したサッシュレスタイプのドアウインドウのガイドに関する発明や、ステーダンパーを設けたサイドドアの構造に関する発明など、ドア周りの構造に関する発明の特許出願も数点公開されています。
このうち、ステーダンパーを設けたドアの構造は、一般的なドアとは異なる開き方になることが予想できるもので、サイドドアにダンパーを使用している例としてはトヨタ セラのようなバタフライ型のドアや、ランボルギーニに代表されるシザースドアなどがあります。
マツダは2017年に、アストンマーチンの「スワンウイング」のような開いた際に少し斜め上にあがっていくドアの構造に関する発明の特許出願もしていました。
前述のトヨタ セラなどは、自重により開いたドアが落ちてくることを防ぐためにダンパーを用いていますが、今回公開されたステーダンパーを設けたドアの構造に関する発明は、この少し斜め上に開くドアに同様の対策をするためのものとみられます。
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トヨタのバックアップ受け共同開発か
RX-VISIONの市販モデルとされる「RX-9」はこれまでにも特許出願からその開発が現在も進行していることが予想されていました。
2022年1月14日から開催されたオートサロンでトヨタが出展した「GR GT3 Concept」は、RX-VISIONと似た車体をもつ車であったことから、トヨタとマツダが共同で開発しているという予想もされています。
RX-9の市販化については、「マツダに新しいスポーツカーを開発する余裕があるのか?」と心配する声もありましたが、現在、協業関係にあるトヨタのバックアップを受けられるのであればその心配も払拭されるものと思われます。
RX-VISIONおよびRX-9に関するものと思われる多くの特許出願により明らかとなった発明が、日の目を見るのはいつになるのでしょうか。期待しているファンは少なくありません。
オートサロンでも情報公開は少しだけ。「GR GT3 Concept」と「RX-VISION」の関係を検証
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