令和では見なくなった車のアレコレ、いくつ知ってますか?

日々進化を続ける自動車技術。技術革新の中で、古い技術や製品は無くなっていきます。少し前には当たり前に見ていたものが、気が付くと目にしない存在になっているということは多いでしょう。

昭和、平成の時代には当たり前にあった自動車装備やハウツーのなかから、少々地味ながらも懐かしさを感じる3つを取り上げていきます。 

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アンテナは手で伸ばしたり縮めたりするものだった

手動で伸ばしたり縮めたりするラジオアンテナ
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カーオーディオの中でも、最も歴史が古いのはラジオでしょう。車の中でラジオを聴く機会は減っているかもしれませんが、ラジオ文化は最近若者の中でも人気が高まりつつあるエモいものの一つとなっています。

このラジオを聴くために必要なのがアンテナです。今やネットラジオなどが普及し、インターネットをつかってラジオを受信することができる時代ですが、カーオーディオのラジオで電波を受信するためには、アンテナが必須となります。

現在主流になっているのは、ルーフ後端に配置された背びれのようなアンテナ、通称・シャークフィンアンテナですね。これが主力になる前には、同じ位置に着脱可倒式の短いポール型アンテナを備える車が多くありました。

それより前になると、運転席から手を伸ばして届く位置、つまりAピラーとルーフの交点付近に細長いアンテナが備わっていたのです。これを運転席に座りながら伸ばしたり縮めたりするのが一般的なラジオアンテナの形状でした。

ラジオの感度が悪いとアンテナを伸ばし、車庫に入れる際には急いで縮める必要がありましたし、細くて長いラジオアンテナは取り扱いを誤ると、すぐに折れてしまうなど、今思えばちょっと不便だったかもしれませんね。

車の走行中、ビヨンビヨンと波打つラジオアンテナを見る機会はかなり減ってきました。

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