マンガ「不意打ち」のカット(いくらさん提供)

【マンガ】「産んでくれてありがとう」って言って 妻から依頼された夫 不意打ちの感謝に「ホロリ」 本編を読む

不意打ちの感謝に「ホロリ」

 次男を出産した妻に、夫が伝えた感動のひと言について描いたマンガ「不意打ち」が、Instagramで900以上のいいねを集めて話題となっています。

 次男を妊娠中に、夫へ「次男が生まれたら『産んでくれてありがとう』といってほしい」と伝えていた妻。出産後、メンタルが弱っていた妻に、突然夫が伝えてくれた感動のひと言とは……。読者からは、「涙が出ました」「最高の旦那様です」「言葉って思っているだけじゃ伝わらないですよね」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、ブロガーのいくらさんです。Instagramやブログ「今日もおにぎり日和」などでマンガを発表しています。いくらさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーー旦那様からの不意打ちの言葉を聞いて、どのような気持ちになりましたか?

 一瞬、何のことか分かりませんでしたが、「産んでくれてありがとう。」まで聞き終えたと同時にすべてがつながって、温かい気持ちになり、涙があふれました。当時、待望の赤ちゃんが誕生したにもかかわらず、ネガティブな自分を責めていた部分もあったので、夫の言葉にとても救われました。

ーー今回の言葉以外にも、旦那様からいわれて、うれしかった言葉はありますか?

 夫の「大丈夫だよ。」という言葉にはいつも感謝しています。

ーーその後、次男くんの成長ぶりはいかがですか?

 長男よりやや小さく生まれた次男でしたが、いまや当時の長男より大きく、元気に育っています。別のマンガで「髪の毛や眉毛が生えない」と描いて投稿しましたが、そのときからしばらくして、髪の毛や眉毛も少しずつ生え始めました。

ーーInstagramのコメント欄では、「旦那様の素敵さ」に関する多数のコメントが寄せられていますが、ここ最近で、旦那様を「素敵だな」と感じたエピソードはありますか?

 次男の名前の漢字を決めるとき、「次男には、これから人生で起こるさまざまなことを、一つひとつ乗り越えていってほしい」ということについて話したのですが、夫から「ハードルは乗り越えんでええ。くぐればいいんや!」「そんなに悩まんでええねん」といわれたときに、「前向きな夫らしい考え方で、素敵だな」と思いました。そのあと、夫の考えた漢字で次男の名前が決まりました。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 今回のエピソードは「忘れたくない出来事」に当てはまります。今後夫と生活していくなかで、うまくいかないこともきっと出てくると思うのですが、「今回の出来事で気付けた感謝の気持ちを忘れずに、これからも一緒にいたい」という思いを込めて、描くことにしました。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「涙が出ました」「言葉って、思っているだけじゃ伝わらないですよね」などのコメントをいただきました。たったひと言で救われたり、とても温かい気持ちになれたりと、言葉には目に見えないパワーがあると思っています。マンガでは「重い」と表現していますが、「言葉の重さ」について、今回のマンガを通じて皆さんにも共感していただけたらうれしいです。

ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか?

 Instagramに投稿しているのは2年ほど前からですが、マンガ自体は子供の頃から描いていました。育児、夫婦マンガを描き始めたのは結婚してからで、日常の何気ない出来事や忘れたくない出来事などを中心に描いています。

ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。

 今後も、育児や夫婦に関する日常の何気ない出来事や忘れたくない出来事などを中心に、数年後に読み返してクスッと笑えるようなマンガを描いていきたいです。