今から27年前に発売された伝説のゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤』パッケージ(任天堂)

【画像】ゲームボーイファン感涙! 国民的タイトルに成長した『ポケモン』シリーズの元祖

喉から手が出るほど欲しかった幻のポケモンをお手軽にゲット?

 現在も続く大ヒットゲーム『ポケットモンスター』シリーズの元祖が、27年前に発売された『ポケットモンスター 赤・緑』です。当時としては画期的なゲーム性が話題になり、友達と通信ケーブルをつないでの対戦やポケモン交換などでおおいに盛り上がりました。

 そんな初代『ポケモン』には、現在では考えられないようなバグも存在し、それを攻略に活かすバグ技も発見されました。

※本稿はバグ技の使用を推奨する意図はございません。データが破損するおそれもありますので、バグ技の確認および利用などは自己責任でお願いします。

『ポケモン 赤・緑』の有名なバグ技のひとつに「マスターボールが0円で買える」というものがあります。

 このバグ技は、水タイプのポケモンをパーティ内の所定の順番に配置し、ある場所で所持している道具のうち14番目にカーソルを合わせ、「セレクト、B、B」を入力するというものです。その後野生のポケモンと戦闘を行うなどの行動を取っていくと、名前が文字化けした道具が手に入り、それを売却するとマスターボールが0円で購入できるのです。

 本来は入手方法の限られているマスターボールをいくつでも増やせるという、驚異のバグ技でした。

 また、幻のポケモンの「ミュウ」が何匹でも入手できてしまうという、衝撃的なバグ技もありました。所定のアイテムを道具一覧の最初に並べ、ある場所で道具の14番目にカーソルを合わせて「セレクト、B、B」を押すなどの行動をとっていくと、突然戦闘が発生します。

 これに勝利すれば、あっさりと幻のポケモン「ミュウ」をゲットできるというものでした。本来、特別なオフラインイベントなどでしか配布されなかったミュウを手に入れようと、試した人もいたのではないでしょうか。

 こうしたバグ技は、セレクトボタンでアイテムを入れ替える操作などを行うなかで、ある条件が揃うとメモリのデータが書き換わってしまう……というバグ現象を利用したものといわれています。上手に活用すると、レアなアイテムやポケモンを楽に入手できることもありますが、プログラムのバグに由来する現象のため、データの破損を引き起こして、ゲームが続行できなくなるというリスクもありました。