「友達推し活」の意味

「友達推し活」(ともだちおしかつ)とは、身近な友人に対する「推し活」のことである。

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「友達推し活」の由来・語源

「推し活」とは、アニメや漫画、アイドル、俳優などの「推し」を応援する行為を指したものであり、グッズを買い集めることやイベントやライブに参加すること、スマホケースにトレカやそれに類するグッズを挟むといった推しをアピールする行為などをいう。

しかし近年、推す対象を「友達」にした「推し活」が一部のZ世代の中でブームとなっている。対象が「友達」である分、従来の「推し活」よりも自由度や満足度が高いことがブームの理由としてあげられている。

たとえば、学校の友達を「推している」場合、毎日会えることが利点のひとつ。日常的な付き合いの面では、「推し(以下「推し(友人)」)」の写真を好きなだけ撮影可能である点や、直接言葉を交わしてコミュニケーションが取れる点もメリットである。

自作のグッズを作成してカラオケに持参し、応援することや、そういったグッズで装飾した誕生会を開くことも「友達推し活」の一種である。

90年代、ギャルを中心に友人らと撮影したプリクラをガラケーの裏側やバッテリーパックに貼ることがブームとなっていたが、「友達推し活」ではプリクラはもちろん、「推し(友人)」の証明写真をスマホケースの中に挟むことが一般化している。なかでも証明写真は「あまり撮影する機会がない」という理由でレアアイテム化しているようだ。

また、元来の「推し活」で「推し」をロック画面に設定するのと同じように「推し(友人)」をロック画面に設定している人もいるという。

一方で、推されている側はどう思っているかというと、純粋にうれしいと思う人はもちろん、若干困惑している人もいるという状況だ。フジテレビ系列で放送されている『めざましテレビ』の取材によると、「仲のいい友人と推しの友人の違いは?」という問いに対して、「友達推し活」をしている当事者からは「(仲がいいの)さらに上級の存在」「何でも知っている関係で推すのが新しく面白い」という回答があがっていた。

 

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提供元: numan