【3】上高地の王道コース [70分]

バス停大正池 → 大正池 → 田代湿原&田代池 → ウェストン碑 → 河童橋 → バスターミナル

上高地内には、いくつかのバス停留所がありますが、大正池で降りることが可能なツアーバスも多いようです。ここでバスを降りることができれば、上高地のハイライトともいうべき大正池、田代湿原、河童橋を効率よく周ることができます。

大正池は、北アルプス唯一の火山である焼岳を正面にして、立ち枯れの木と共に絵画のような景色を楽しむことができます。田代湿原は、上高地を代表する湿原で、湿原越しに美しく連なる穂高連峰を望むことができます。

田代池は湿原の一部にあり、霞沢岳の伏流水がたまってできた池で、浅く清らかな流れの中に小さな島もできていて、まるで箱庭のような風景です。田代橋を渡って、梓川右岸コースを進み、河童橋周辺を散策すれば大満足。河童橋からバスターミナルまでは徒歩10分です。

服装や靴は、大正池の付近はゴロゴロと大きめの石が転がっている河原ですし、湿地帯もあるので歩きやすい靴、動きやすい服装がおすすめです。日中は過ごしやすい日でも、朝夕は気温が低くなるので、その点も考慮しましょう。

【スポット情報】

田代池

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【4】上高地の聖地コース [3時間]

バスターミナル → 河童橋 → 梓川右岸 → 明神池 → 梓川左岸 → バスターミナル

河童橋を起点に梓川の右岸、左岸を歩いて明神池で折り返すコースです。明神池には、日本アルプスの総鎮守でもある保高神社奥宮があり、境内に広がるのが大小二つに分かれたひょうたん型の明神池です。

古くから信仰の地でもあった場所で、針葉樹に囲まれた神域は、息をのむような美しい光景が広がります。上高地紹介サイトなどに明神池までの往復が2時間と記載されているものもありますが、筆者が実際に歩いてみて、2時間では慌ただしく余裕がないと感じたので3時間コースにしました。途中でゆっくりと景色を眺めたり、川原におりる時間も楽しめます。

明神池での写真撮影も人気で、時間帯によっては列に並ぶ必要もあります。明神池に向かう梓川右岸は、木道あり、階段あり、林道ありのアップダウンがある行程になります。梓川を横目に楽しんだり、上から見下ろしたり、原生林に囲まれた岳沢口湿原、六百山や焼岳を眺めるような明るい景色が多めです。梓川左岸は、明神池からの帰路にすると多少下り道で楽でした。

所要時間も右岸よりは、10分程度早いようですが、針葉樹林の森の中や山道を歩く行程です。森の中にも梓川の支流であり、上高地の飲料水として知られる清水川が流れていたり、山野草を見かけたりすることも。右岸と左岸を、同じ道を往復しても良いですし、反対にしても良いと思います。

木道や多少の山道などもあるので、服装は、動きやすい服装、歩きやすい靴、できればトレッキングシューズなどがあれば安心ですね。余談ですが、明神池を見るには拝観料(¥500)が必要ですし、御朱印が頂けるのは、朝6時から17時までになっています。

【スポット情報】

明神池

【スポット情報】

岳沢湿原

【スポット情報】

穂高神社奥宮