埼玉県は、香川県に次ぐ、うどん生産量全国第2位の「うどん県」

60年以上全国で栽培されていた小麦「農林61号」という品種の小麦は、”小麦の王様”とも言われてきました。うどんや饅頭などに適した、ふっくらとしてもっちりした食感と香り、風味の良さが特色の中力粉ですが、近年、小麦は新しい品種や外国産のものが主流となり、埼玉県でも平成24年からは農林61号が奨励品種から除され、純正な種麦の供給が断たれたため、栽培する農家はほとんどなくなってしまいました。

そこで、嵐山町では、嵐山町産の純正な「農林61号」を用いた懐かしのめんこを復刻するプロジェクトに取り組んでいます。そして、かつてのめんこの味を再現しようと、工夫と試行錯誤を重ねてできたのが、この「めんこ61」です。

埼玉県産の主力小麦は耐病性に優れ大量に収穫できる新品種に転換し正規麦種の入手が困難になり、嵐山町産「農林61号」は「幻の小麦」と呼ばれています。

幻の小麦 「農林61号」 復刻プロジェクト(嵐山町役場 公式サイト)
https://www.town.ranzan.saitama.jp/0000004061.html

肉汁うどん2箱(JALふるさと納税 公式サイト)
https://furusato.jal.co.jp/goods/detail/51d2a9f4838d3710edb3ed3419ee0e3e

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歴史を知る!

鬼を祀る神社は全国に4社。非常にレアな鬼鎮神社(きぢんじんじゃ)

1182年、畠山重忠の館と伝わる戦国の城郭、菅谷館(すがややかた)を嵐山町に築造する際に畠山重忠が鬼門除けとして金棒を持った鬼の像を奉納したのが始まりとされています。
畠山重忠は、源平争乱から鎌倉幕府創立期にかけて多くの武勇や逸話を残した武将として有名で、また鎌倉幕府二代執権・北条義時を中心に描かいた2022年のNHK大河ドラマ”鎌倉殿の13人”で「畠山重忠の乱」が描かれた人物でもあります。

「鬼」を祀った全国でも珍しい神社で、毎年2月3日には「福はうち、鬼はうち、悪魔そと」という変わった掛け声の節分祭が催されています。
また、勝利の神の神社としても知られ、戦時中は軍人が武運を祈ったことでも知られています。今日では受験生や勝負ごとで必勝を祈願する方が多く訪れます。「鬼鎮神社」のご利益ありのお守りを購入すれば勝負運アップ?まさに鬼に金棒です。

お守りもユニークです。

〔お問い合わせ先〕鬼鎮神社(きぢんじんじゃ)

住所:埼玉県比企郡嵐山町大字川島1898
※東武東上線「武蔵嵐山駅」から「鬼鎮神社」まで 徒歩10分web:鬼鎮神社節分祭(嵐山町観光協会 公式サイト)

どこか懐かしさを覚える里山の風景がひろがる嵐山町。らんざんラベンダーまつりの開催される嵐山町 千年の苑 ラベンダー園から主要観光スポットは徒歩圏内です。草木の匂いを感じながら町探訪してみませんか。東上線を利用すれば、都心や埼玉県随一の観光都市川越などからも電車一本で訪ねることのできる嵐山町へウィークエンドの日帰り観光に出かけてみてはいかがでしょうか?