高級住宅街「カトン地区」のパステルカラーが可愛すぎるショップハウス
シンガポールの東海岸、住宅地の「カトン地区」に、大人気のパステルカラーのショップハウスがあります。
目指すは、目抜き通りの「ジョー チアット ロード(Joo Chiat Road)」と交わる「クーン セン ロード(Koon Seng Road)」。
通称プラナカンハウスと呼ばれるカラフルなショップハウスが目に飛び込んできて、テンションは一気にアップ! ここでは誰もがモデルポーズです。
可愛いらしいプラナカンハウス
タイルでできた表札も、タイルを埋め込んだ門柱も可愛い
プラナカンハウス正面のきれいな配色
周辺もやはりきれいな色合いのショップハウスが並んでいます。カトン地区には昔からプラナカンの人が多く住み、彼ら独特の色合いで彩られた小ぶりなショップハウスがたくさんあるのです。
目抜き通りであるジョー チアット ロードにもショップハウスが並びます。個性的な食堂やカフェ、ショップが軒を連ね、のぞくのも楽しい散策。
大通りイースト コースト ロード沿いのショップハウスには有名なプラナカン料理店も
おすすめは1920年代のショップハウスにある人気焙煎コーヒー店「Common Man Coffee Roasters」。街中に比べたらのんびりしたこのエリアで、おいしいコーヒーと食事も楽しんでみてはいかがでしょうか。
Photo by Common Man Coffee Roasters
Photo by Common Man Coffee Roasters
カトンのプラナカンハウス(Peranakan Houses in Katong)
Common Man Coffee Roasters Joo Chiat Road
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異国情緒あふれる布問屋街「アラブ ストリート」の極彩色ショップハウス
シンガポールの中でも異国情緒漂う色鮮やかな界隈「カンポン グラム(Kampong Gelam)」。英国統治時代の19世紀にマレー系やアラブ系のコミュニティとなり、今も彼らの文化を色濃く感じる地区です。
中でも昔からの布問屋が集まる「アラブ ストリート(Arab Street)」は極彩色のショップハウスが並び、目に眩しいほど。
ビビッドカラーのショップハウスは、東南アジアのバティックや花模様のインド綿を扱うマレー系の店、中東っぽい色彩の布やエキゾチックな雑貨を山積み陳列したアラブ系の店など。国際色豊かで活気に満ちたアラブ ストリートでは、買い物熱も高まります。
花模様のブロックプリント(版画のように布に木版を押し付けて模様を染めるインドの伝統的手法)を施したインド綿のカラフルハンカチ
視線を上げれば、軒を連ねる極彩色のショップハウスの向こうに、斬新な設計の高層ビルが見え、シンガポールの新旧を感じられるエリア。
ショップハウス群と高層ビルのコントラスト
シンガポール最大のサルタンモスクがある観光スポットでもあり、マレー料理や中東料理のレストランをはじめ、カフェやジェラートなどグルメも盛りだくさん。
ビビッドカラーのショップハウスが並びます
このアラブストリートの一本横の路地「ハジ レーン(Haji Lane)」は若者に人気の雑貨店や個性的なアパレルショップがひしめき、さながら裏原宿のような雰囲気でいつも大賑わい。周辺にあるカラフルな壁アートはどこも人気のフォトスポットです。
アラブ ストリート周辺のショップハウス
最先端シティのシンガポールとはひと味違う、昔ながらのレトロなショップハウスを紹介しました。とはいえ豪華絢爛、可愛いパステル調、エキゾチックな極彩色など、千差万別で個性たっぷり。この記事で紹介した以外のショップハウスもSNS映えするところばかりなので、ぜひカメラ片手にあなたのイチオシを見つけてください。
取材・写真:ナガオヤヨイ
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