新型「5ドア爆速スポーツモデル」世界初公開! 650馬力ユニット×ド迫力“カーボン”ウイングがカッコイイ! 24年上期発売予定の新型「IONIQ 5 N」カスタムモデルを披露

ヒョンデは2024年1月12日、同日開催の「東京オートサロン2024」において、新型コンセプトカー「NPX1」を世界初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。

日本上陸予定の「爆速モデル」を実車展示

 ヒョンデは2024年1月12日から3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されたカスタムカーイベント「東京オートサロン」において、ブランド初となるブース出展を実施しました。
 
 同ブースでは新型コンセプトカー「NPX1」も世界初公開されています。

 2022年2月に乗用車部門として日本国内へ再上陸を果たした韓国のヒョンデ(旧:ヒュンダイ)は、現在電動モデルをメインに展開しています。

 このうち「アイオニック5(IONIQ 5)」はミディアムSUVタイプのEVで、2022年5月に発売。国内におけるヒョンデの主力モデルに位置します。

 東京オートサロンでは、このアイオニック5をベースに、パワートレインや内外装をスペックアップした「アイオニック5 N」を実車展示しました。

 アイオニック5 Nは2023年7月に英国で開催されたモータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で世界初公開され、ヒョンデのスポーツブランド「N」ブランド初のEVとして登場しました。

 日本では、2023年11月に開催されたFIA世界ラリー選手権(WRC)日本大会「ラリージャパン」会場で日本初公開し、さらに2024年上半期の投入を予定すると発表しています。

 パワートレインはフロント(222馬力)とリア(378馬力)にそれぞれモーターを搭載する4WDで、ブーストモードによりシステム最大出力は478kW(650馬力)・最大トルク740Nmを発揮します。

 このほか、前後の可変トルク配分機能「Nトルク・ディストリビューション」や、最大0.6Gの回生ブレーキ「Nブレーキ・リジェン」、誰でもドリフト走行が可能な「トルクキックドリフト」などを採用。

 また、ドライビングを盛り上げる演出として、「ICE(内燃機関エンジン)サウンド」や「ジェットファイター(戦闘機)」など、さまざまな種類の走行音を再生する「N アクティブサウンド +」機能も搭載しています。

 さらに今回、このアイオニック5 Nにブランド初の電気自動車専用カスタムパーツ「N Performance Parts」のプロトタイプを装着したプロトタイプモデルNPX1をワールドプレミアしました。

 NPX1には、リアルカーボンのフロントスプリッター、サイドスカート、リアディフューザー、リアウイングスポイラーなどが装着されるほか、軽量ハイブリッドホイール、高性能ブレーキパッド、ダウンスプリングも適応しており、より走行性能を強化したといいます。

 インテリアにはアルカンターラ素材を取り入れ、Sabelt製専用モノコック・バケットシートを採用し、よりラグジュアリーな仕上げにしています。

 今後はNPX1に装着されたこれらのパーツをベースにした市販品を進めていくとしています。

 また、レーシングドライバー谷口信輝氏や加藤正将氏、チョ・ソング氏によるデモランも実施され、ドリフト走行などを披露しました。