スバル新型「フォレスター」世界初公開! 正統派SUVが6年ぶりに全面刷新! 24年春に米で発売へ

スバル「フォレスター」の新型モデルが米国で世界初公開されました。6代目となる新型フォレスターは内外装のデザイン刷新や、プラットフォーム、運転支援システムなどが新しくなります。

6代目フォレスターの米国仕様お披露目!

 スバルは、米国ロサンゼルスで2023年11月16日(現地時刻)に開催された「ロサンゼルスオートショー2023」において、新型「フォレスター」(米国仕様車)を世界初公開しました。
 
 およそ6年ぶりのフルモデルチェンジとなります。

 フォレスターは、1997年に初代モデルがデビュー。「どこにでも行ける、どこでも使える」という基本価値のもと、スバルの中核を担う正統派SUVとしてグローバルで支持されています。

 なかでも米国ではこれまでに260万台以上を販売しており、スバルの最量販モデルのひとつとなっています。

 現行モデルは2018年にデビューした5代目で、今回6年ぶりに全面刷新されて6代目モデルが登場します。

 新型フォレスターは、走る愉しさを感じさせる優れた運動性能、安心を提供する先進安全装備、使い勝手の良いユーティリティなど、機能性や実用性が向上。日常から非日常まで、乗る人すべての期待に応えることができるSUVに進化します。

 外観は、頑丈かつ堂々とした存在感を感じさせるデザインとし、フロントビューは、高い位置に軸を通し、ヘッドランプまでつながった大胆な造形のグリルを採用。リヤビューは、傾斜を抑えたリヤゲートが荷室空間の広さを感じさせるほか、左右のコンビネーションランプを高い位置でつなぐことでワイド感を強調しました。

 内装は、インストルメントパネルやシフト操作部まわりを中心に、随所にSUVらしい頑丈さと安心感を表現。さまざまな機能を集約した11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ(一部グレード)をインテリアの中央に配置し、実用性と利便性を高めています。

 エアコンは、ドライバーシートのみ、フロントシートのみ、前後席、の3パターンでコントロールが可能な集中送風モードを採用し、快適性と燃費向上に貢献。

 リヤバンパーの下に足を入れて引くだけでリヤゲートを開閉することができる、キックセンサー式ハンズフリーパワーリヤゲートを採用しました。

 加えて、リヤシートリマインダーを全車に標準装備。車両から出る前に、後席確認の案内をすることで、後席の子どもやペットの置き去りを防止します。

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まずはガソリン車を設定、1年後にハイブリッド車を追加!

 米国仕様の新型フォレスターのパワーユニットは、最高出力180hp、最大トルク178lb-ftを発揮する2.5リッター水平対向4気筒エンジンを搭載。振動や騒音を低減することで動的質感を高めました。

なお、ロサンゼルスオートショーでのプレスカンファレンスにおいて、次世代ハイブリッドシステムを搭載した「フォレスター ハイブリッド」が1年後に投入されることが発表されました。

 駆動方式は、アクティブトルクスプリットAWDの制御を刷新し、駆動力を軸重に合わせて常に最適配分することで、操舵初期の高い応答性とライントレース性を実現し、さまざまな走行シチュエーションにおいて安心感のある走りと操舵の気持ちよさを両立します。

 また、滑りやすい路面などでエンジン、トランスミッション、ブレーキなどをコントロールする「X-MODE」も引き続き備わります。

 さらに、2ピニオン電動パワーステアリングを採用。ダイレクトで自然な操舵感を実現するとともに、応答遅れのないリニアなステアリングフィールを可能にしました。

 プラットフォームは、「スバルグローバルプラットフォーム」を進化させ、さらにフルインナーフレーム構造を採用。構造用接着剤の適用拡大やサスペンション取り付け部の剛性を向上したことで、従来モデルよりさらに高いレベルの動的質感を実現します。

 加えて、骨盤を支えるシート構造を採用。仙骨を押さえることで、車体の揺れが頭部へ伝わることを防ぎ、ステアリング操作に伴うロールや、路面のうねりで身体が大きく揺さぶられたときでも快適な乗り心地と疲労の軽減につながります。

 安全性能では、ステレオカメラと単眼広角カメラを用いた“3眼”のアイサイトを新たに搭載。

 自車速度が低速時に二輪車や歩行者を認識できる単眼カメラを採用することによってプリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションを拡大し、歴代アイサイトとして最高の性能を実現しました。

 また、電動ブレーキブースターを採用し、プリクラッシュブレーキで自転車の急な飛び出しなどへの応答性が向上。全車速追従機能付クルーズコントロール使用時の、急な先行車の割り込みなどに対する素早い減速も実現しています。

 さらに、ドライバー異常時対応システムを採用。車線中央維持制御・先行車追従操舵制御の作動中にドライバーが長時間ステアリング操作をおこなわなかった場合、車両を停止し、ハザードランプを点灯させてドアをロック解除し、その後、スバル STARLINK コネクティッドサービスが緊急通報します。

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 米国では、「Base」、「Premium」、「Sport」、「Limited」、「Touring」の5グレードを設定し、2024年春以降の導入が予定されています。