静岡県賀茂郡松崎町では、10月21日(土)~29日(日)にかけて、「松崎まち灯り」が開催されています。

今年も、伊那下神社や浄感寺、なまこ壁通りなど松崎の情緒ある街並みを生かした和のライトアップが、夜の街を幻想的に演出。昼とは一風変わった、松崎の風景をお楽しみください。

■漆喰の技「なまこ壁」がつくる日本の原風景

松崎町では、全国でも希少となったなまこ壁の建造物が伝承されています。

「なまこ壁」は、平瓦を壁に貼り付け、目地を漆喰で海の生き物「なまこ」のように盛り上げるスタイルからその名称がついたのだと言われています。防火性、保温性、保湿性に優れ、明治時代から昭和初期まで各地で用いられていた外壁の工法ですが、老朽化や建て替えなどで年々減少。現在、伊豆では松崎町と下田市、全国的には岡山県倉敷市や広島県東広島市などで見ることができます。松崎町では今も190棟余りが残っており、情緒あふれる景観をつくり出しています。

なまこ壁の建物が石畳の小径沿いに立ち並ぶ「なまこ壁通り」は松崎の風情を代表する通り。昼間はゆっくりと建造物を見学して、夜はライトアップされた街の雰囲気や風景を堪能してみてはいかが。

【開催概要】

開催場所:伊那下神社、浄感寺、なまこ壁通り など

開催日時:10月21日(土)~10月29日(日)18:00~20:30 ※雨天の場合は中止になります。

出店:10月27日(金)~10月28日(土)(場所:伊那下神社横駐車場)