「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、静岡県「大井川のお茶請け食文化」。

お茶の名産地である川根と牧之原台地を擁する大井川地域には、古くから東海道を旅する人々に愛されてきた「大井川のお茶請け食」があります。朝比奈ちまき、ほととぎす漬、瀬戸の染飯(そめいい)、らっか煮がその代表です。

椿の灰汁(あく)に浸したもち米で作る「朝比奈ちまき」は食べれば気力体力を充実させ、戦国時代から必勝の縁起物でした。紫蘇の香りと白瓜の歯触りの後にツンと効く和辛子に思わず涙が出る「ほととぎす漬」。くちなしの実で染めた黄色いおこわ「瀬戸の染飯」は、旅人の足腰の疲れを取るとされ、東海道中膝栗毛でも紹介された旅の名物です。生落花生をにんじん・ごぼう・れんこん・こんにゃく・しいたけと煮含めた甘じょっぱい「らっか煮」は、お茶にぴったりの川根路のおかあさんの味。

美しく広がる緑の茶畑風景を眺めながら、美味しいお茶と共に受け継がれてきた食文化をお楽しみください。

【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-shizuoka/

【大井川農泊推進協議会】

https://ooigawa-experience.jp/