意外と危険!?「友人のクルマ」を運転する際、何に注意すべき? 事故時の補償はどうなる? 万が一の際の対処方法とは

やむを得ないアクシデントによって、突然友人や知人のクルマを運転する必要に迫られることがあります。そのような場合、一体どのような点に注意すべきなのでしょうか。

突然他人のクルマを運転する場合、どうする!?

 疲労や急病、ケガなどによって、突然友人や知人のクルマを運転する必要に迫られることは、そう珍しくない話です。

 そのような場合には、一体どのような点に注意して運転すべきなのでしょうか。

 このような状況でやはり一番確認しておきたいことは「友人が加入している任意保険の保証内容」です。

 自分が友人のクルマを運転して万が一にも事故を起こしてしまうケースを考えると、保険加入者本人だけでなく他人が運転した場合でもちゃんと補償が受けられる内容になっているのかは非常に重要。

 ここでもし、保険加入者のみが補償範囲となっており、それ以外の人が運転した場合は補償対象外となっている場合は、当然のように事故が起きた際の損害は一切補償されません。

「保険を使うような事態にならなければいい」と軽く考える人もいるかもしれませんが、いざ悲惨な事故が起こってしまえば取り返しがつかないもの。

 そのため、自分が友人の加入している保険の補償範囲外であるなら、そのまま運転するのは控えた方が良いでしょう。

 そしてこれは、逆に「自分の車を友人や知人が運転するケース」でも同様です。

 補償の対象を「運転手本人のみ」に限定すれば、たしかに保険料が安くなりますが、親族や友人、知人が運転する機会が少しでも想定されるのであれば、あらかじめ「運転手の限定なし」で契約しておいた方が安心でしょう。

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加入者以外が保険の補償外だった場合の対処法

 では、もし運転手が限定されていて自分が保険の補償対象外だった場合、一体どうすれば良いのでしょうか。

 そんなときに利用すべき役に立つサービスが「短期契約保険」です。

「短期契約保険」は、友人と出かける“1日分だけ”または旅行をする“数日間”だけ契約することが可能な、短期で利用できる自動車保険です。

 1日であれば、保険料金も安いものだと1000円前後で加入でき、万が一の事故でもしっかりと補償が受けられます。

 さらに、保険内容によっては複数の運転者を補償対象に指定できるものもあります。

 友人のクルマで旅行するなどで、途中で運転を交代することが予想されるなら、任意保険の補償範囲を確認し、必要に応じてこのタイプの保険に加入しておくと良いでしょう。

 さらに、他人のクルマを運転する際に気にすべきことは保険の内容だけでなく、クルマの操作感の違いにも注意する必要があります。

 普段乗り慣れていないクルマを運転するわけですから、スピードを出し過ぎたり急ハンドルを切るなどの無茶な運転は絶対に避けるべきです。

 また、走り出す前にその車両のオーナーに運転時の注意点やクルマのクセなど特徴を聞いておくと、より安全に運転できるでしょう。

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 このように、何らかのアクシデントによって予定外に他人のクルマを運転する際は、加入している任意保険の状況によって短期契約保険を利用することに加えて、万が一の事故に遭わないよう慎重に運転することを忘れないようにして下さい。