燃費を考えたキャンピングカーの購入

重量があり、空気抵抗の大きい車両形状を使うキャンピングカーでは、燃費の良さを求めることはできないのでしょうか?

ここでは、燃費の面から見た「キャンピングカー購入時のポイント」を紹介します。

装備を検討する

重量が重くなれば燃費にも悪影響が及びます。

キャンピングカーの装備にはさまざまなものがありますが、購入時の費用面でも、また燃費の面でも「必要な装備のみ」を選択するというのが大切です。

「足りない」と思えば、後付けできる装備もあるので、後から「あまり使っていない。付けなければ良かった」と後悔しないためにも、十分検討してください。

ディーゼル車

キャンピングカーでは、車種によってガソリン車とディーゼル車の選択肢があります(ベース車が軽の場合はガソリン車のみ)。

それぞれメリット・デメリットがありますが、燃費の面ではディーゼル車が有利です。

ガソリンと軽油(ディーゼル車)の1リッター当たりの走行距離は、車種や重量・走り方でも変わってくるので単純比較はできないものの、そもそもの燃料の値段には明確な差があります。

値段の変動はありますが、1リッター当たりの価格は概ね20円前後、軽油の方が安くなります。

ガソリンと軽油の価格差は税金が関係しているので、税法の改正がない限り「軽油の方が安い」図式は保たれるでしょう。
(参考:東京主税局)

ただし、ディーゼル車はガソリン車と比べて購入費が高くなりますので、差額をペイできるかは「どれだけ走行するか」にも関わってきます。

想定している使い方や、リセールの価格、またそれぞれの特徴を理解した上で検討したいところです。
参考:ガソリン車とディーゼル車の比較

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キャンピングカーの燃費を良くする方法

実際に購入を検討する際、燃費を最優先にして欲しい車や装備を妥協するのも不本意ですね。

ここからは、購入後も少しの工夫で燃費を良くする方法を解説します。

車内の荷物を整理する

キャンピングカーでは、積み込んだままの荷物がどんどん増えていくのは、よく耳にする話です。

車内の荷物を定期的に整理する習慣は、無駄な重要増加を防ぎ、燃費の改善につながるでしょう。

タイヤ

タイヤの空気圧が低いとタイヤへの負荷が高くなるうえに、抵抗が増えて燃費も悪くなります。

適正な空気圧については、運転席ドア付近を見れば表示がありますが、わからない場合はタイヤ専門店、またはキャンピングカーのビルダーに相談すれば大丈夫です。

「急」の付く運転は避ける

普通乗用車であっても、急ブレーキ急発進は好ましくありません。

ましてや、重量のあるキャンピングカーは燃費にも大きく影響します。

安全運転を心がけるだけでも、燃費向上につながります。