東海道新幹線 車両イメージ(写真:tarousite / PIXTA)

JR東海・JR西日本・JR九州の3社は2023年5月30日、新早得商品「EX早特28ワイド」の発売と東海道・山陽・九州新幹線のネット予約サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」の価格体系見直しについて発表しました。

新早得商品「EX早得28ワイド」とは

新発売となる「EX早得28ワイド」は、乗車日28日前までの予約で東京・品川・新横浜~名古屋・京都・新大阪間の「のぞみ」普通車指定席が最もおトクな早得商品として設定されます。

東京・品川~新大阪間を「のぞみ」で移動する場合、通常期の所定運賃・料金は14,720円、既存の「のぞみ」利用最安商品「EX早得21ワイド」が12,370円。これに対し、新たに発売される「EX早得28ワイド」は同区間が12,240円です。ただし「EX早得21ワイド」と異なり、予約後の変更はできません。


「EX早特28ワイド」の設定区間の発売額(おとな1名・片道・普通車指定席)(画像:JR東海)

発売時期は2023年秋頃を予定しており、「エクスプレス予約」「スマートEX」で購入できます。

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「エクスプレス予約」・「スマートEX」は新価格体系へ

2023年秋ごろをめどに、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」が新価格体系へ移行します。

「エクスプレス予約」では「EX予約サービス」・「EX予約サービス(往復割引)」・「e特急券」の価格を見直します。変更内容は次の通りです。

・普通車自由席は現在と同額に据え置き

・普通車指定席・グリーン車は所定の運賃・料金からの割引を縮小

・シーズン別(通常期・閑散期・繁忙期・最繁忙期)の料金を設定

・「のぞみ」または「みずほ」利用時は一般の特急券と同額の加算額を適用


「EX予約サービス」の主な区間の発売額(おとな1名・片道・普通車指定席・通常期)(画像:JR東海)

「スマートEX」では、山陽新幹線にかかる区間の発売価格を見直します。対象商品は「スマートEXサービス」・「スマートEXサービス(往復割引)」の普通車指定席・グリーン車です。

東海道新幹線完結区間(東京~新大阪)、九州新幹線完結区間(博多~鹿児島中央)は現在と同額に据え置きますが、山陽新幹線にかかる区間(東海道新幹線や九州新幹線にまたがって利用する場合を含む)では、「のぞみ」「みずほ」の普通車指定席・グリーン車を利用する際の加算額を一般の特急券と同額に改定します。


「スマートEXサービス」の主な区間の発売額(おとな1名・片道・普通車指定席・通常期)(画像:JR東海)

このほかにも、エクスプレス予約の「EX予約サービス」、スマートEXの「スマートEXサービス」では、東京~品川間、京都~西明石間の各駅相互間の乗車において、鉄道駅バリアフリー料金として10円が加算されます。