広範囲を探って大型アオリイカもねらえる
「ちょいマジ堤防 ぶっ込み アオリイカエレベーター仕掛」


生きエサを自由に泳がせることができ、アオリイカへ違和感のないアピールができる“エレベーター釣法”を採用するのが「ちょいマジ堤防 ぶっ込み アオリイカエレベーター仕掛(品番HD305)」

最後に気になる“エレベーター仕掛”のちょいマジ堤防 ぶっ込み アオリイカエレベーター仕掛だが、まずはエレベーター仕掛の仕組みを田中さんに改めて伺おう。
「道糸に仕掛のストッパーとなる付属のパール玉とパイプを通し、スイベルを結んだらその先に捨て糸&捨てオモリを結びます。この状態では仕掛がまだ付いていないのですが、このままオモリだけを沖へとキャストします。オモリが着底したら道糸のタルミを取り、生きアジを付けた仕掛を道糸に引っ掛けてスナップを閉じ、これを水中に投入します。生きアジが上のタナから下のタナまで自由に泳ぐことができるので、エレベーター仕掛と呼ばれるようになりました。ただ、角度的には“エスカレーター仕掛”じゃないかと、常々思っているんですがね…」


ラインの角度が大きい方が仕掛を送り込みやすいので、堤防や釣り公園でも比較的足場が高い、もしくは水深が深いエリアの方が使いやすい

た、確かに、エレベーターのように垂直方向の上下じゃあないですね…。ただ、ひとつ気になるのが、アジを泳がせた場合に釣り人の思惑通りのタナまで、アジが到達してくれるのだろうか? ということ。生きエサとしてアジを使う場合、浮いてしまいやすいという話もきいたことがある。

「それを防ぐために、仕掛のスナップ側にはウキ止めゴムで固定された2号オモリが装着されています。この重さならばアジの自然な泳ぎを妨げることなく、ボトムに向けてゆっくりと下がっていってくれるのでアオリイカも誘いやすくなります。なお、仕掛の仕組みは基本的にHA199と同じなので、アオリイカのみならず魚類をねらうことも当然できます」と田中さん。ボトムに着いたオモリが流されないように、潮が速ければ30~40号のオモリが必要ということで、最低でも3号以上の磯竿がほしいところだ。ただ、潮がそれほど速くないのなら15号オモリでも十分に使えるとのこと。これならばタックルの選択肢も広がりそうだ。

 

最後に田中さん曰く「アオリイカ釣りといえばビギナーはエギングから始める人が多いですが、アタリがわかりやすいエサを使ったウキ釣りという点では、今回紹介させていただいた『ちょいマジ堤防 アオリイカ釣りセット』の2点はエギング以上に釣りやすいと思います。そして、より広範囲を探ってもっと大きなアオリイカをねらいたいなら『ちょいマジ堤防 ぶっ込み アオリイカエレベーター仕掛』でチャレンジしてみるのもアリでしょう。いろんな釣り方を駆使してアオリイカ釣りを楽しんでほしいですね」とのこと。
生きエサ釣りならではの、ライブ感あふれるゲームに、ぜひともトライしてみよう!


エギングやヤエンもいいけれど、エサを使ったウキ釣りという「釣りの基本」に立ち返ってアオリイカをねらうのも、新たな発見があるかもしれないぞ