スプーンの集魚効果は絶大!

こんなシンプルな仕掛ですが、釣り方も実にシンプル。ポイントに投げ込んだら、まずは着底させて数秒放置。アタリがなければリールを2~3回巻くか、竿先でスプーンを動かして誘い、またしばらく放置。この繰り返しで足下まで探ってきます。活性が高ければスプーンがヒラヒラ沈んでゆく時点でハゼが寄ってきて、着底後すぐに小気味よいアタリが伝わるでしょう。

また、足下の護岸際などを探る際は、一点でスプーンを上下させたり、シェイクしたりするのも効果的。スプーンのキラメキは威力絶大で、かなり離れたところからでもハゼが飛んできます。ヘチの浅場で観察すると、大型のハゼはスプーンのほうにアタックすることも多く、その間に小型がエサをつつくというパターンがしばしば見られました。こういうときはスプーン単体でねらうほうがよいかもしれません。

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2時間弱で35尾をゲット

では当日の釣りをレポートしましょう。今回は沖からの強風を避けるため、浜名湖に流れ込む河川の上流部と、漁港の水門付近を主にねらいました。

河川内のポイントでは2gのスプーンからはじめましたが、下げ潮が効いていたこともあってなかなかボトムが取れず、食ってくるのは中層を泳ぐクロダイの幼魚ばかり。






そこで6gに変えてきっちりボトムに入れると、小型ながらようやくハゼがヒット。そこからは立て続けにアタリがでました。スプーンの色はグリーン、マスタード、ピンクなどまんべんなくアタリましたが、最も反応がよかったのは。強烈な濁りのなかでは黒が一番目立つのかもしれません。


強烈な濁りのなかでは黒が目立つのかも?

次に向かった水門周りのポイントでは、護岸のヘチから沖のカケアガリまで幅広くチェック。ちょうど潮も止まりかけていたため2~3gのスプーンで十分に底が取れ、次から次へとハゼがアタックしてきます。スプーンが軽いとアタリの出方も強烈で、面白さがいっそう増します。ちなみにここはササ濁り程度の水色だったせいか、カラーはゴールド系がよかったようです。



水門周りではゴールド系にアタリが多発。スピナーでも釣れた

こうして2つのポイントで2時間ずつ釣りをし、それぞれ9尾35尾の釣果。ただしサイズは10cm以下がほとんど。事前の情報通り小型が中心でした。


短時間で満足のいく釣果が出た。スプーンの効果は絶大だ