中国で爆誕した「タンダー」とは
トヨタの「TUNDRA（タンドラ）」に似ているといわれる問題の中国車は、SVH（Sino Vehicle Hub）の「TUNDAR（タンダー）」といいます。
タンダーのフロントフェイスは「T」型のLEDヘッドライトと、前面の2/3を覆う大型グリルで構成され、テールランプはボディに埋め込まれまれたように見える凝った縦長形状。そして、ダブルキャブのピックアップトラックである点はダンドラと同じです。
画像で寸詰まりに見えるのは、このタンダーがコンパクトカー並のサイズしかないためです。搭載エンジンはいすゞ製1.0L直列3気筒エンジンで、13インチホイール2本を駆動し最高速度は100km/hを超えたり、超えなかったりします。
内装は派手にドレスアップした軽トラといった様相。スポーティな3本スポークのステアリングと赤いインパネ装飾が内装のアクセントであり、キルトディング模様のベージュのフロアマットが足元を飾ります。エアコンやバックカメラもしっかり装備されています。
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これはトヨタに対する挑発か？
これがなんとも挑戦的なデザインの中国製ピックアップトラック「SVH タンダー」です。しかしこのダンダーには、まだ隠された秘密があります。テールゲートをよく見ると、なぜかしっかりと「TUNDRA」とプレスされています。
両車の車名のつづりは「A」と「R」を入れ替えただけであるため、単順に間違えてしまったのかもしれません。ここまで来ると意匠権・商標権侵害の言及を通り越して、なんとも微笑ましい気分になります。
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