デリカD:5(2005年)
残された最後の良心として激動の三菱を支えた
2000年代に相次いだスキャンダル、2010年代の燃費偽装問題で企業イメージが失墜するどころか立て直す間も与えられず、eKワゴンやコンパクトカーのコルト、ミニバンのディオンなど「安くて普通に乗れるクルマ」に支えられた三菱。
ついにはパジェロもランエボも続けられず、軽自動車を除くラインナップにはかつてのフルラインメーカーの面影などなくなっていましたが、その真っ只中でも動かざること山のごとし、ライバル不在な鉄壁のブランドとして立ち続けたのがデリカD:5でした。
初代デリカスターワゴン4WD以来、マトモなライバル不在な「SUV並の悪路走破性を持つSUV」であり続けた伝統は、FFベースになってもダカールラリーのサポートカーとして完走した実績などで健在。
仮に三菱が消滅してもデリカの消滅だけは許さないと言いそうな熱いファンに支えられ、今や三菱の象徴となっています。
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
【推し車シリーズ】まとめて読みたい人はコチラ!
メーカー別●●な車3選はコチラ
【推し車】心の中で走り続ける懐かしの名車・希少車たち vol.1 メーカー編
スポーツカーを中心にまとめた3選はコチラ
【推し車】心の中で走り続ける懐かしの名車・希少車たち vol.2 スポーツカー、RV編