後から気づいた「クセになる」HORIZONのすごさ

ここまでHORIZONを使ってみた感想をつらつらと書いてきましたが、使用後や後日オープンサーキットを使って感じたHORIZONのすごさを改めてお伝えしましょう。

長く潜っているのに疲れが少ない

HORIZONの講習の際は1ダイブ1時間とロングダイブだったのですが、夜全然疲れてない(笑)。いつもだったら連日ロングダイブすると夜は早めに寝てしまうのですが、それほど疲れを感じず元気に過ごせました。感覚的なものなのでお伝えしづらいのですが…。酸素40%のナイトロックスの効果でもあるのでしょうか。なんでもHORIZONを使ったファンダイビングだと、1本2時間くらい潜ることもあるそう。それだけ潜れば1ダイブでも満足できてしまいそうですね!

思ったほど重くない

見た目が結構重装備なので重いかな?と思われがちですが、オープンサーキットの装備とそんなに変わりませんでした。シリンダーは5.7リットルのものを使っているというのもあるかもしれません。

空気が全然乾燥しないので喉が渇かない

これは正直、後から一番びっくりしたことです。オープンサーキットでのダイビングがもう喉カラカラで、何度HORIZONを使いたいと思ったことか。講習の時はそれほど感じなかったのですが、喉の渇きをまったく感じなかったのは、すごくメリットだったんですね…。

海と一体化できる

オープンサーキットでのダイビング中、ふとした時に思い出すんです。ここ、HORIZONで潜ったらどんな感じなんだろう…。と。私がHORIZONを使って一番良かったと感じるのは、海という空間に一体化できたような気持ちになれるところ。これは静かで慣れてくると中性浮力がピタッととれることが要因なんじゃないかなあと思っています。キレイなサンゴや魚に囲まれている時、じっとそこで留まって海と一体化したいという気持ちになるのです。

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HORIZONを使ってみたいダイビングシーン

ということで、海と一体化したい私がHORIZONを使って潜りたいというダイビングシーンをピックアップしてみました。

ダイナミックな地形ポイント

これはリブリーザーで宮古島の地形ポイントを潜ったことがある方からの受け売りなのですが、ひと言「泣くよ」と言われたのが印象的でした。確かに静寂で光が差す不思議な地形に囲まれた空間で海と一体化するのを想像してみると、感動して泣けてくるのではないでしょうか。人が少ない時を狙って行きたいものです。

クジラの声が聞こえる海

私が住んでいる沖縄・恩納村では、冬場になると海の中でクジラの声が聞こえるんです。これを余計な音なしで感じたい。ただそれだけです。

マンタやジンベエザメといった大物

マンタやジンベエザメは、ダイバーの吐く泡を嫌って逃げていくと聞いたことがあります。泡が少ないHORIZONでは、どれだけ嫌がられずに近づけるのか知りたい。そして彼らのストレスも少なく済むのではと思うのです。

ギンガメアジやバラクーダなどの回遊魚の群れ

今回小さな魚の群れには寄れましたが、ギンガメアジやバラクーダなど少し大きめの群れにはどれくらい寄れるのか。気にせず自分の周りを回ってくれるんじゃないか。そんな期待を込めて魚影の濃いシーンで潜ってみたいのです。