飛んだ! 韓国初の国産戦闘機KF-21「ポラメ」初飛行に成功

超音速飛行は今後するみたいです。

ファーストフライトは約40分間

 韓国が開発中の戦闘機KF-21「ポラメ」が2022年7月19日(火)、初飛行に成功しました。

 場所は韓国南部の泗川(サチョン)市にある泗川空港。ここにはKF-21の開発元であるKAI(韓国航空宇宙産業)の本社と工場があるほか、韓国空軍の教育飛行部隊も使用する軍民共用の飛行場になっています。

 KF-21の試作機は、同空港の滑走路を午後3時40分ごろ離陸し、40分ほど飛行したのち4時13分ごろ着陸したとのこと。なお、速度は一部報道によると安全を期して200ノット(約370km/h)だったそうです。

 KF-21は韓国独自開発の戦闘機で、説明によると、F/A-18E/F「スーパーホーネット」やユーロファイター「タイフーン」といった第4.5世代戦闘機と、F-22「ラプター」やF-35「ライトニングII」といった第5世代戦闘機のあいだにあたる、第4.5世代プラスαの性能を持つ先進的な戦闘機になるといいます。

 2021年4月9日には試作機の出庫式が行われており、2022年7月6日にはタキシングテスト(ランプタクシー)も開始、近々初飛行すると目されていました。

 今回のKF-21の初飛行成功により、韓国は世界で8番目に超音速戦闘機を開発した国になったとしています。