やってきたのは岩手を代表する山麓の高原リゾート・安比高原(あっぴこうげん)。JR盛岡駅から車で50分ほどの距離にあり、十和田八幡平国立公園に隣接した手つかずの原生林が広がります。

安比といえばスキーリゾートとしても有名で、その雪質は‟奇跡のシルキースノー”と称賛されるほど。世界中からスキーヤーが訪れる憧れの聖地でもあるんです。

取材した6月は高原の風が気持ちよい季節。写真は安比高原ゴルフクラブからの風景

そんな安比高原は現在「安比バレー構想プロジェクト」を発表し、旅行者と住民の生活が共存する、ヨーロッパアルプスの山麓にあるような街づくりを目指しているのだとか。

英国の名門パブリックスクール「ハロウスクール」を安比に日本で初めて8月に開校予定で、ほかにも商業施設や定住型別荘の建設が予定されるなど、いままさにエリア開発の真っただ中。

その目玉のひとつとして2022年2月に開業したのが「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」。世界最大級のラグジュアリーリゾートホテルが東北に初上陸したとあって、早くも注目度が高まっています。

【クラブラウンジ】アフタヌーンティーやカクテルも楽しめる大人の社交場

ホテルのエントランスに到着し、まず案内されるのがクラブラウンジ。

そこへ向かう途中、まるで深い森に入り込んだような不思議な感覚に…。ほの暗い廊下の先には幻の絶景「ドラゴンアイ」をモチーフにしたアート作品が光り輝き、吸い込まれるように進んでいきます。

エントランスからクラブラウンジへ続く廊下は別世界のよう

そして視界が一気に開けると、そこにあるのは自然光が燦燦と降り注ぐ大空間!華やかなシャンデリア、中央に鎮座する円形の暖炉、壁の奥には樹齢400年のブナ林に立つマザーツリーのオブジェが飾られています。

まずソファに案内されるとウェルカムドリンクが運ばれてきました。専任コンシェルジュがついて、ゆっくりとドリンクを楽しみながら‟パーソナルチェックイン”を行います。

このホテルでは、お客様ひとりひとりに合わせたきめ細やかなサービスが提供され、ワンランク上のラグジュアリー体験が約束されています。エスコートされるように贅沢なおもてなしを受け、高まる期待にワクワク感が止まりません…!

アフタヌーンティー(13~15時)では、見た目もかわいいフォトジェニックなフードとドリンクが楽しめる

※朝食、夕食は別料金となります
※宿泊者以外でもクラブラウンジをご利用いただけます(要予約)

基本的にすべての宿泊プランには、アフタヌーンティーやイブニングカクテルが含まれており、このクラブラウンジで楽しむことができます。

アフタヌーンティーでは、八幡平マッシュルームのキッシュや地場産野菜のサンドイッチ、マカロンやカシスムースなどひと口サイズのスイーツが登場。フレーバーティーとともに、外を眺めながら優雅な午後のひとときを過ごしました。

日もだんだん落ちてきた夕方には、イブニングカクテルで夕食前の一杯を。今回オーダーしたのは、ドラゴンアイをイメージしたブルーのカクテル。明かりが灯されたシャンデリアを眺めながら、カナッペなどのフィンガーフードとともに堪能できます。

イブニングカクテル(17~19時)の利用は13歳以上から(※12歳以下のお子様をお連れのお客様は、リクエストをすればお部屋にて提供可能)


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【客室】高原の大自然を享受できる洗練されたゲストルーム

全38室の客室は全部で7タイプ。

今回宿泊したのは1番多いタイプの客室で、上から4つ目のグレードである「プレミアムツイン」。広さ約68平米のゆったりとした客室は、最大2名宿泊可能で1泊の料金は7万円から(サービス料・税込、入湯税150円別)。

プレミアムツインの客室

ゲレンデビューの檜風呂は檜の香りが豊か

客室には、シモンズ製のクイーンベッドやコーナーソファ、そしてゲレンデに面した檜風呂のビューバスが…!檜の香りに癒され、夏は太陽に映える緑、冬は白銀のスノーゲレンデを眺めながらお湯を楽しめます。

プレミアムツインのうち1階にある客室はプライベートガーデンを併設。たまご型のハンギングチェアに座って、外の空気を吸いながらリラックスできるので、希望する方は宿泊予約時にリクエストしてみてくださいね。

ほかにも広々としたシャワールームやウォークインクローゼット、ミニバーなどもあって超快適!高級感のあるインテリアもより一層贅沢な気分にさせてくれました♪

また今回特別に見せていただいたのが、1泊100万円以上(サービス料・税込、入湯税150円別)という最高級の「プレジデンシャルスイート」!広さはなんと300平米を超え、リゾートの贅を尽くしたメゾネットタイプの客室です。

プレジデンシャルスイートの客室

圧巻なのは天井から床まで広がるコーナーウィンドウ。10名までの会食が可能なダイニングテーブルや大きなコーナーソファがあり、客室内にある専用のエレベーターで上にあがれば展望テラスから景色を独り占め!書斎エリアや、瞑想・ヨガにぴったりなスペースもあって、究極のスイートルームを体感させていただきました♪